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◎ギャラリー・アート

工芸ギャラリー 一草一花
[茨城県水戸市]

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丹念な手仕事から生まれるクラフト作品は、
使うほどに愛着がわいてくる

 「クラフトは、使い手のことを考えた実用性を備えたもの。形の美しさはもちろん、使い込むほどにその良さがわかってくるようなものだと思います」と店主の平塚満さん。

 店には陶磁、木、漆、ガラス、鉄、織物など、60人ほどの作家たちの作品が置かれています。ひとつひとつが、かたちと心を蔵した心地よさに満ちています。

 たとえば、丹野則雄氏の木の作品。「丹野さんのつくるキャッチは、ふたを閉めるときにパチンと軽い音が鳴ることです。同じデザインでもひとつひとつに微妙な音色の違いがあるんです。また、形も美しく、人差し指のはらにのせるような木片にも繊細なデザインがあります。木の名刺入れを使って10年以上になりますが、木のツヤが増し、その日の気温によって、パチンという音が違うのもおもしろい」と平塚さんは話します。また、古くから日本人の暮らしを彩ってきた漆も代表的なもののひとつ。「こんなにも美しく、強く、そして環境にやさしい漆を日々の身近なものとして使ってもらいたい。その語源は、“美し”“麗し”とも“潤す”ともいわれ、漆の本質を伝えています」。


 そのほか、堅固な木を使用し、一生使いの箸といわれる「オノオレカンバの箸」、2008年にグッドデザイン賞の金賞を受けた大判で薄手のふきん「花ふきん」、ふっくらとしたご飯が炊ける土鍋など、作り手の温もりと使い心地の良さが実感できる作品に出合えます。
 店名の「一草一花」には、どんな草花にもそれぞれの花を持っているように作品のひとつひとつにもコンセプトがあり、それらについて店を通して紹介していきたいという願いが込められています。定期的に全国の作家たちの作品を紹介する企画展を開催。使うほどに愛着がわく、お気に入りがきっとみつかるはず。(K.K)

茨城県水戸市南町1-3-36
TEL/029-224-1218
営業時間/10:00−18:00
定休日/不定休(企画展期間は無休)

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