ゆたり倶楽部

[雑貨] 記事数：67

◎雑貨

GOURD
[栃木県上三川町]

「いつまでも大切に使ってほしい･･･」
色あせない想いがあふれる雑貨店

この記事は2009年7月に作成したものです。GOURDは真岡市荒町に移転しました。詳しくは、ホームページまたは最新記事をご覧下さい。

　宇都宮市の隣、上三川町のどかな風景の中にふと現れる小さな雑貨屋さんがあります。一歩足を踏み入れると、使い込むほどに味が出る革小物や、木・土・布などから出来たぬくもりある作品、長い年月を重ねてきたヴィンテージ小物をはじめ、手直しされたレトロ家具などが並んでいます。

　店名である「GOURD」は、オーナーのセンバさんのものづくりのきっかけとなった「ひょうたん」の意味。センバさん自身も、現在作家として木工品を手がけたり、レトロ家具の手入れなどをしています。

　「一枚の板が形になるって本当にすごいと思って。そして、作り上げた作品を大切に使ってもらえているのを知ったとき、本当に嬉しいんです。」と、ものづくりの魅力を語るセンバさん。自らレトロ家具に新たな生命を吹き込んでいることや、角を丸め、自然塗料を使い、子どもたちに安心して遊んでもらえる木製のままごとキッチンセットを作っているのも、すべては「物を大切にしてほしい」というセンバさんの思いがあるからです。使用する木材も、解体作業の現場からもらってきたものを使い、店舗にいたっては、ユニットハウスだったものを半年かけ改装したのだそうです。

　さらに、センバさんが大切にしていることがあります。「作家さんから直接、作品に対する想いや裏話を聞くのが楽しみなんです。また、作品を良く見せられるのは、やっぱり作った本人が一番。だからディスプレィもお任せしちゃうことが多いんです」とのこと。作品を大切にするのと同じくらい、作品に込められた「想い」も大切にしています。
　いつまでも、ずっと大切に使っていきたいと思えるものが、ここにはきっとあるはずです。色あせない、大切な宝物を「GOURD」へ探しに出かけてみませんか？（Y.K.）