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◎食品

二方菓子舗
[茨城県常陸大宮市]

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家族の愛情が育む
昔ながらの懐かしい味。

 関東の駅百選に選ばれているJR水郡線の「玉川村駅」。大正11年に開業し、今では一日平均240人ほどが利用する静かな駅となっています。

 ロッジ風の駅舎には無料で利用できる図書館、コミュニティ施設があり、のどかな雰囲気が漂います。そんな駅前の通りに建つ「二方菓子舗」は、同線の開業を機に開店した昔ながらの手作りまんじゅうを販売している小さな和菓子屋です。

 名物の「たんさん饅頭」は、素朴でどこか懐かしい味と地元で長く愛されています。しっとりとしたまんじゅうの中には、自家製つぶしあんがたっぷりと入っています。小麦粉、砂糖に加え、重曹を使用していることから、「たんさん饅頭」と命名。「父親の代に売り出された看板商品です」と店主の二方信子さん。三代目として父と母の味を守ろうと仕事を掛け持ちで丹精込めてまんじゅうを作っています。

 「幼い頃から作り方を見ていたので特に指導を受けたわけではないのです」と信子さん。それでも高校卒業後の6年間、東京赤坂の老舗和菓子店に勤め、和菓子の基本や接客などを勉強し、厳しい修業を経験しました。
 「たんさん饅頭」は1個60円。ほかに、ヨモギ、酒、みそまんじゅう、油で揚げたまんじゅうがあります。菓子以外にも、注文が入れば赤飯や弁当などにも応じるといいます。「小さな店だからできることです。この間は成人式のために朝6時渡しの料理も作りました。お客様に喜んでいただけることが何よりうれしい」と。
 気軽に立ち寄ってもらいたいと、店内にはお茶が飲めるスペースも配しています。「病気を患っていた母が回復し、母の体調のいい時は二人で店に並ぶこともあるんですよ。何をしていても温かい心を忘れずにいたいですね。うちのまんじゅうは家族の愛情が隠し味でしょうか」と信子さんは笑顔で話してくれました。

茨城県常陸大宮市東野4602
TEL/0295-52-0434
営業時間/7:30-17:00売り切れ終了
定休日/不定休
駐車場/有り(4台)

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