ゆたり倶楽部

[カフェ・レストラン] 記事数：210

◎カフェ・レストラン

食堂 Trinity
[栃木県佐野市]

一度食べれば虜になる
代々受け継がれた老舗の味ラーメンと餃子

この記事は、2010年12月に作成したものです。現在は、閉店されています。
　JR佐野駅から徒歩１分。一見するとイタリアンレストランかと思うおしゃれな店「食堂 Trinity」。内装はオーナーの五箇大成さんの手作りです。イギリスから輸入したフェンスやガーデン用の石を貼り付けた壁、タイルを敷き詰めた床など、斬新なアイデアが満載です。

　インテリアも高級感のある皮の椅子や、昭和に活躍したであろうレトロな足踏みミシンをテーブルに利用して、1つのイメージに固まらない自由な遊び心が感じられます。
　メニューはオムライスやラーメン、餃子、コーヒーなど、店名の食堂の通りリーズナブルなものばかり。同店一押しは「ラーメン」と「餃子」。戦後間もなく、五箇さんの祖父と祖母が始めたラーメン店「日光軒」から受け継いだ老舗の味です。醤油ベースのシンプルな「ラーメン」（580円）は、化学調味料は使わず丁寧に魚の出汁で作ったスープで、上品ですっきりとした味わい。手もみのちぢれ麺と絶妙に絡みます。「餃子」（1人前350円）は国産野菜、国産豚肉100％で、手切り、手包み、手作りがモットーです。もちもちとした皮の中には野菜がたっぷりと入っていて一度食べたら、忘れられない味でした。味の虜になったファンの中には、プロ野球選手もいて、定期的にこの餃子を購入しているとか。

　来店できないファンには通信販売をしてるそうです。餃子には「ラー油」がかかせませんが、同店にはこの餃子にぴったりなオリジナル「ラー油」があります。栃木県大田原産の「栃木三鷹（唐辛子）」を使用したラー油は、今までに味わったことのない切れのある辛さが特徴です。ごまの風味と唐辛子の香りが鼻を抜け、後味がすっきりとして餃子と相性抜群です。
　食べ終わってすぐに、このおいしさをおすそ分けしたくなって、「餃子」と「ラー油」をお土産にしました。(k.n)