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◎ベーカリー

Raconter
[茨城県牛久市]

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楽しい語らいを窓辺から
日替わりベーグル&スープでやさしい時間のお裾分け

この記事は2014年7月に作成したものです。「Raconter」は閉店しています。

 レースのカーテンで軽やかな装いの窓辺。白い窓枠から顔をのぞかせているのは仲良く並んだベーグルたちです。店主の大森久美さんがお母様と営むRaconter(ラコンテ)は、ベーグル&スープのテイクアウト専門店。よく磨かれた窓ガラスがメニュー表代わりです。4種類のベーグルと2種類の特製スープは日替わりで、訪れるたびに様々な味が楽しめます。

 お店は大森さんのご実家でもあり、2階が住居スペースで、1階には元々、フレンチシェフのお父様が腕を振るっていた洋食店「ブラッスリー ラコンテ」がありました。新しいお店はジャンルも提供スタイルもガラリと変わりましたが、洋食店時代のお客様が立ち寄ってくれたり、赤ちゃん連れのお母さんがベビーカーを押しながらやってきたり・・・。ドライブスルー感覚の気軽さもあって、犬の散歩途中の方、男性の方がふらりとやってくることも多いとか。窓越しの会話から生まれる楽しげな雰囲気も、ラコンテの魅力的の一つです。

 「家ではいつも母の手作りパンを食べていました。父のお店のパンも母が担当していたんです」と振り返る大森さん。パンづくり歴30年ほどというお母様の影響もあって、自身もおのずとパン好きに。特にベーグルが好きで、2人でそれぞれに新作を作っては試食し合ううち、自然とベーグルのレパートリーが増えていったと言います。

 そんな2人の楽しそうな様子を見て、店舗オープンへの後押しをしたのがお父様でした。
「お店で使っていたキッチンが残っていたこともあって、『設備もあることだし気張らずにやってみたら』と父が言ってくれて」。「Raconter」はフランス語で「語る」「語りかける」という意味合い。「ラコンテのベーグルとスープを囲んで、おしゃべりが弾むような楽しいランチタイムを提供できたら」との思いを込め、引き継いだ店名で2011年6月にスタートしました。

 モチモチの食感にこだわるベーグルは、定番のプレーンにはじまり、かぼちゃ、ほうれん草、にんじんといった野菜系、オレンジ、イチジクなどのフルーツ系、おやつ系等、7ジャンルで50種近くのバリエーションがあります。価格は一つ140円から。プラス160円で、スモークサーモンまたは合鴨のスモークどちらか選んでサンドにもできます。スープは、お父様から教わった分量やダシづくりを元にした本格仕込み。牛肉とたっぷりの野菜を煮込んだビーフシチュー風「ラコンテスープ」や、ミネストローネ、オリエンタル風の3種が定番のラインナップで、ポタージュ系も充実しています。お客様のリクエストに応えて、夏季限定で冷製スープも取り入れました。さらに、滅多にお目にかかれないのが「シェフの気まぐれ特製スープ」。こちらはお父様自らが厳選素材で作るスペシャルな一品です。無理なく、楽しく、臨機応変に。「もっとおいしいものを」と探究心をもちながら、わくわくする気持ちも大切にしています。

 店舗販売だけでなく、知り合いや友人からの声掛けでイベントに出張することも増えてきました。お店をお休みする8月は親子ピザ教室を開くなど、枠にとらわれない広がりを見せるラコンテ。「これからも作り手の私たちも楽しみ、来てくださるお客様も楽しい気持ちになれるお店づくりを心がけていきたいです」。窓辺からのやさしい時間のお裾分けは、今日もたくさんの方のランチやティータイムを豊かに彩っています。(R.Shibata)

住所/茨城県牛久市中央2-25-10
TEL/029-873-3287
営業時間/11:00~14:30
定休日/木、日、祝日、第2・第4土曜日(その他、不定休あり。ホームページをご確認ください)

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