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◎カフェ・レストラン

Ume cafe WAON
[茨城県東茨城郡大洗町]

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人と梅と地域の食材が
一つの「和音=コミュニティ」に

 波の音と潮の匂いが、海の近さを感じさせる大洗町の曲松商店街。2014年4月、その一画に「ume cafe WAON(ワオン)」がオープンしました。この「全国初の梅専門カフェ」の大元は、梅干と漬物の老舗「吉田屋」さんです。
 「茨城県の梅は”観る”ばかり。スーパーに並んでいるのはすべて他県の梅干で、茨城県の”食べる梅”がどこにもないのはおかしい!」とオーナーの大山さんが熱い想いを語ります。その想いが結実して誕生したのが、このカフェです。

 「ume cafe WAON」の店内には、吉田屋で加工された梅商品がずらり。梅干はもちろん、梅のシロップ、梅のスイーツなど、梅干好きの方もそうでない方でも思わず唾が出てしまう梅商品が並んでいます。これらはすべて、茨城県産の梅干を使用して作られたものです。大山さんは、茨城県の”食べる梅”を全国に広めようと茨城県初の梅ブランド「常陸乃梅」を立ち上げ、梅を使った様々な商品を展開しています。
 カフェのメニューも梅カフェならでは。9種類の梅干から選べる梅干おにぎりプレート(500円)、梅茶漬け(500円)、WAON梅ランチセット(1,200円)、2色の梅のロールケーキ(500円)、梅ドリンク(200円~)など、どれもこれもが梅尽くし。これらももちろん、茨城県の梅を使用しています。
 大山さんのこだわりは、梅以外の食材にもあります。それは、地域で採れる旬の食材を使用したメニューの考案です。冬であれば、常陸乃梅露茜シロップで煮た奥久慈りんごを使ったアップルパイ。秋であれば、常陸乃梅シロップで煮た千代田産の梨を添えた、常陸秋そばのガレット。このように茨城県の旬の食材と梅をミックスさせたメニューを、季節ごとに提供しています。
 また、食材だけじゃなく、カフェとしての空間作りにもこだわりが感じられます。笠間焼のお皿、木の質感が心地よいテーブルと椅子、お盆。「茨城県の梅や食材と一緒に、空間も楽しんで頂きたいんです」と大山さんは言います。おいしい地元の食材を、集まった人々に振舞い発信することで、訪れた人がまた人を呼び、新しいコミュニティが出来上がります。この連なりが実現できるのがカフェという形態にあると大山さんは考えました。そうして、茨城県の梅干が、常陸乃梅というブランドが、世の人々に知れ渡っていけば…。

 その想いは、店名の「WAON」にも表れています。「単音じゃなくて、和音なんです」と大山さん。人と食材のコミュニティ。それこそが、カフェの本来の姿なのかもしれません。(久米 成佳)

住所/茨城県東茨城郡大洗町磯浜町546
TEL/029-229-1223
営業時間/10:00~17:00(L.O.18:00)
定休日/水曜日(その他、ホームページのカレンダーにて)

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