ゆたり倶楽部

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◎カフェ・レストラン

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[茨城県笠間市]

古民家の懐かしさに包まれた
手作りカフェ

この記事は、20010年8月に作成したものです。現在は休業中です。
　「体に優しく、心あたたまるお菓子を作っています」と店主の吉澤理絵さん。つくばの「つくいち」、笠間の「大谷石倉庫」などで焼き菓子を販売していましたが、2010年5月に念願のカフェをオープンさせました。

　古民家を自分たちで改装した店は、昭和初期のイメージ。むき出しの配線、お客様から譲ってもらったという古時計、笠間や益子の作家ものの器、リメイクしたアンティーク調の家具などが空間に懐かしさと居心地の良さを加えています。出身地の益子で幼稚園の教諭として7年間勤務した吉澤さん。「行事を終え頑張ったご褒美に、こっそりあげたクッキー。『先生のお菓子は世界一美味しいね』と言ってくれた子どもたちの言葉がこの手作りカフェの原点なのだと思います。子どもたちが安心しておいしく食べられるお菓子作りを…いつもそう考えながら営業しています」と、優しい笑顔が印象的な吉澤さんは話します。

　スコーンやクッキーは、国産小麦、サトウキビや黒糖など原材料を吟味。油で揚げない焼きドーナッツもヘルシーさが評判。いずれも素朴な味わいが魅力です。丁寧にハンドドリップで淹れる香り豊かなコーヒーは、「コーヒー・ファクトリー」（つくば市）、「夢豆」（笠間市）の自家焙煎の豆を使用。ランチは、実家で作る無農薬野菜や米を中心に使ったメニューが並びます。「週替わりごはんプレート」（ドリンク付き1,200円）、「ふわふわサンドウィッチプレート」（土曜限定、同）、「hana型ベーグルプレート」（日曜限定、同）、スコーンとドリンクのセット「スイーツプレート」（700円）など。
　店では、吉澤さんが作った焼き菓子をはじめ、布雑貨や革小物、食品などを販売。「子どもからお年寄りの方まで幅広いお客様に愛される店を目指します。ハーブなどを栽培する中庭も設け、子どもたちが遊べる空間も作りました。気軽に足を運んでみて下さい」と。（K.K）