ゆたり倶楽部

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◎ベーカリー

手作りパンの店　Aya
[茨城県那珂市]

親子で開く小さなパン屋さん。
上質粉を使い、安心して食べられるパンを

　閑静な住宅街にある小さなパンの店。自宅を改装した店内には、パン教室を主宰する高木知美さんと、絢さん親子が心を込めて作る焼き立てのパンが並んでいます。週4日間だけの営業ですが、口コミで評判が広がり、営業時間前から客が並び数時間で売り切れてしまうこともある人気店です。

　パン教室では、「愛する家族に食べてもらうパンづくり」をテーマに開いてきた高木さん。その延長で、店でも家庭的なパンを提供したいと考えています。そのためには安心して食べられることが大切と、小麦粉は最高級の特等粉を使用し、農薬の心配のない春に収穫したカナダ産にこだわります。「品質の高い粉は雑味がなく、やはり食べておいしい。そのレベルは下げたくないですね」と。あんぱんなどに使うあんは北海道産の上質の小豆で仕上げます。「パンは作る過程で添加していないため、袋に入れないと硬くなってしまいます。そのためメロンパン以外はビニール袋詰めで販売しています」と高木さんは話します。

　角形食パン、メロンパン、あんぱんなどの定番のほか、こしあん入りの大納言ブレッド、黒砂糖とクルミのパン、オレンジとレモンのさわやかな酸味が特長のクランツ、ミックスフルーツたっぷりのスイスの菓子パンエーデルワイスなど8、9種類の月替わりのパンを加え、毎日100個ほどを用意。大量生産ができないので、予約が確実。ギフト用にラッピングサービスを受けています。
　店を開くきっかけは娘の絢さんの後押しがあったからと話す高木さん。親子二人三脚で愛情たっぷりのパンを作り続けています。（K.K）