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[まいにちが、記念日] 記事数:575

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この本、読んだよ#029「神去なあなあ日常」

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筑西の夏は下館祇園まつりがあります。
(筑西市観光協会のHPはこちら)
昨日から始まり、日曜日の川渡御で終わります。

川渡御、朝早いので私は一度しか見に行ったことがないのですが、豪快!
お神輿かついで川に入っていくのですよ。圧巻です。
是非是非、筑西に遊びに来てみてください(と、勝手に観光PRしたりして)。

祭りつながりで三浦しをんの「神去なあなあ日常」を読んでみました。

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高校卒業後の進路を決めず、ふらふらしている主人公・勇気に担任から紹介された就職先は三重県の山の中にある小さな集落、神去村。
仕事は林業。
仕事のきつさに何度か脱走を試みるけれど、先輩の与喜に引き戻され、携帯の電池も捨てられる。

戻ることのできない勇気はしぶしぶ(半分やけっぱち?)で働き始める。
体力も気力もない勇気にとって、林業は想像以上の過酷な労働だけれど、徐々に村の人に受け入れられ、
地元の男しか参加できない「オオヤマヅミさんの祭り」に同行することになる。

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テンポがよく、笑いながら一日で読了。
本を読んでこんなに笑ったのは久しぶり。夏にぴったりの一冊です。

私の住む地域には、下館の祇園だけでなく豊作を祈念する祭りや催しがちょこちょこあります。
長い歴史の中で、どんなに状況が変わろうとも地域の中で脈々と続く祭り。

夏祭りは、そうした目には見えない存在への感謝の気持ちをあらわすためにあるのですよね。
私は無宗教ですが、この本を読んで「神様は私たちを守ってくれている」という安堵の気持ちで、
誰に向けてかは分からない「ありがとう」がこみあげてきました。

 
神去なあなあ日常
三浦しをん 著  徳間書店

Trackback(0) Comments(0) by つき|2013-07-26 10:10

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