「さくら」という、物々しいタイトルをつけた今回の公演、
イロイロな思いを込めた。
あのソメイヨシノのピンクは、なぜ、あんなに美しくて、悲しいのか、
日本人はずっと昔から、この花に思いを寄せているけれど
私もこの季節になると、日本人でよかったと
つくづく思うのだ。
さて、桜といえば、私の場合、鎌倉の若宮大路。
500メートルはある、桜並木を私は合計9年間
歩いて学校へ通った。
あの景観は、どこの桜にも負けない、
それは、私なりに想いがあるからだろうけど
とにかく、私は子どものころ、毎年この桜が咲くのが待ち遠しかった。
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by 鯨エマ|2008-03-26 00:12
ドキュメンタリー映像のタイトルがようやく決まる。
ああでもない、こうでもないと、随分道に迷った。
私がいいと思ったものは、プロの目からみるに、
悉くイケテナイらしく、二転三転するうちに
私自身もわからなくなってゆき、
辞書をめくってみたり、
映画を見てみたり、
電車の中吊り広告を読んでみたり、
不毛の数ヶ月だった。
こわいのは、考えるうちに周りのスタッフが気に入るようなものを
考えようとしてしまうことだ。
といって、それすらできないのだが、
あたしゃ無能な監督ゆえ、しかたないか・・・。
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Trackback(0) Comments(2) by 鯨エマ|2008-03-24 21:09
劇団銅鑼の視覚障害者用音声ガイド、今日が2日目にして最後。
全部で4人の方が利用してくださった。
終演後、アンケートの代筆をしていたら
芝居を観るのが初めてという視覚障害者の男性はこういった。
「僕は、中途(生まれつきではない障害者)だからわかったけど、
盲学校の子達は、多分わからないだろうなあと思いました。」
終始、俯きっぱなしだった彼は
どんな思いでこの2時間過ごしていたのだろう。
劇場というところにきて、ガイドをつけているとはいえ、
たくさんの人たちと同じ方向を向いてドラマを鑑賞したときに
彼の心を捉えたものは芝居ではなくて、
いま、ここにきていない、仲間たちのことだったのだろう。
芝居なんか、ぜんぜん楽しむことができなかったのだろう。
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by 鯨エマ|2008-03-23 00:12
昨夜の頂点に達したイライラから
ムリヤリに体制を整えなおして
いざ、稽古場へ。
今日は舞台監督が来るので、それにあわせて
通しをすることになっていた。
と、いいながら、この期に及んで
ラストシーンができていなかったので
大慌てで、否、慌てていることを隠しつつ取り組む。
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by 鯨エマ|2008-03-22 09:09
「忙しい」と口には出してはいけないと、
言い聞かせているが、本当にどうにもならない。
短気なので、道を歩くときもせかせかしてしまう。
「忙しい」という字は「心を亡くす」とかく・・・と、
考えただけで、もうそんな自分が嫌になるよ。
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Trackback(1) Comments(2) by 鯨エマ|2008-03-21 02:02

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