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[鯨エマの海千山千] 記事数:1742

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仕事ってなんだろう①

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これから来年の九月ごろまで、仕事について考えるブログを
連載してみたいと思います。
テーマは、人生と仕事と幸せの関係みたいなことになると思います。
労組を通してだけでなく、自分の経験や、ご近所の出来事など
さまざまな方向から書いてみます。

今日は「主体性」ということについて
仕事をする喜びのひとつとして「主体的にかかわる」ということが
とても大事だと思ってます。
性格もあると思いますが、
指示待ちでやる仕事よりも、ある程度の責任と役割をもつほうが
最終的な達成感や、仕事から得られるお金以外の成果、成長があるのは
いかに、主体的にかかわるかにかかっているような気がします。

きのう、中野通りにあたらしくOPENしようとしている店がありました。
以前は宅配ピザ屋だったのですが
移転して、しばらく「テナント募集」状態だったのが
やっと、借り手がついたのでしょう。

エステかと思うほどの美しい内装は
見ようによっては美容院、クリニック、動物病院・・・・
テレビモニターが2つもある様子が
ガラス張りの外装から透けて見えます。
「ここには、なにができるんですか?」
内装業者の若い男性に、気軽にきいてみました。

「わかりません」

え・・・・?

その表情、話し方から、たぶんベトナムあたりの方ではないかと思いましたが
彼の「わからない」は、もちろん日本語がわからないのではなく、
自分の作っている店が何の店かわからない、という意味だと思います。
わからない、ということは
できあがりをイメージできないまま
言われた仕事をこなしているのでしょう。

末端の労働力というのは、そんなものなのでしょうか。
私はちょっと寂しい気がしました。
そして、もうずいぶん昔ですが、
テレビドラマのエキストラをした時のことを思い出しました。

20代の時、とにかく役者の仕事がほしくて
馬の脚でもいいから仕事がほしいと必死になっていました。
私は、何人かの先輩が苦い顔をするのもきかずに、エキストラの仕事をしに行きました。
とにかく、「現場」にでたかった、のです。
ところが、撮影がいったいどんなシーンなのか
監督が誰なのか、自分はどんな役なのか
まったくわからないまま、その日が過ぎていきました。
つまり、雑多な頭数がほしいという需要の一部になっていたわけです。
「あれは役者の仕事ではない」といった先輩の言葉の意味が
やっと、わかりました。
たしかに、現場には、有名人に会いたいという動機、
暇つぶしという動機できている人がたくさんいました。

台本を読む、考える、意見を言える、
そういう作業がすべて欠落しているところでした。
もちろん、エキストラという存在は、大事です。
でも、主体的にかかわれない寂しさを感じました。

仕事でも、副業の福祉業の現場でも、
「主体性」ということをよく考えるようになりました。

あの、内装をしている男性は
もしも、自分が何の店を作っているのかがわかっていたら
いろいろと工夫できたかもしれない、
夢を膨らませることができたかもしれない
もらうお金以上のものを得られたかもしれない、
充実感があったと思う、
この店ができたあとも、ここに訪れることがあるかもしれない、
単に指示されたとおりにうごいていたら、
きっと、そういう可能性が全部なくなってしまうのではないかと思うと
仕事を指示する人間の心配りというものが
いかに大切か、、、、、

仕事をはじめるきっかけは、金儲けかもしれない。
でも、現場で出会う人によって、取り組みからがかわり、
それによって、考え方、関わり方、充実度が
大きく変わるでしょう。

いま、シニア演劇ネットワークでも
理事を募集しているのですが
主体的にかかわってもらうためにはどうしたらいいのか、
大きな課題のひとつです。

Trackback(0) Comments(1) by 鯨エマ|2017-12-15 10:10

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