少し前、ダンナの職場の近くにスターバックスができました。
コーヒーが苦手なくせに、うらやましい!と思ってしまいました。
あこがれのお店なのです。
今でこそ茨城の各所にスターバックス(敬意をこめて、「スタバ」と略せずに表記します)があるけれど、
東京で初めてスターバックスに入った時は「おぉっ、ここだけシアトルだ」と感動。
けれど、なんだか居心地が悪い。抹茶ミルク(正式な名前忘れた)を飲んでそそくさとお店を出た私。
そんな、場違いさを感じて以来、スターバックスは私にとって敷居の高い店のひとつとなりました。
筑西一、スターバックスの似合う主婦(と私が勝手に決めた)、友達のゆんちゃんからのすすめられて、穂村弘さんの「人魚猛獣説 スターバックスと私」を読んだ。
スターバックスの店頭においても違和感ない装丁。穂村さんの本だから、自虐的なエッセイなのかと思いきや、本業(?)の短歌の本でした。
しかも、一般の人が詠んだ短歌に穂村さんがコメントをつける、というスタイル。
すべての短歌に共通しているのは、テーマが「スターバックス」であること。
普通の人が詠んでいるだけに、等身大の短歌がぎっしりです。
穂村さん自体、「普通ですオーラ」出しまくりなんですが、普通の人が普通の人にコメントしているところが、リラックスできます。
短歌は敷居が高そうだけど、普通の人が抱く、「敷居の高さ」、「特別な雰囲気」が出ていて、いつの間にか「わかる~!」と心の中で言いながらページをめくっていた。
スターバックスで過ごす時間を特別に感じる人もいれば、私のように居心地が悪い人もいる。
居心地が悪い時間も特別な時間。いつか筑西にも出店してくれるかな。
もしできたら、スマートに一人でコーヒー飲みたいな。
そのまえに、コーヒーに慣れなければ。
そうそう。
スターバックスは出前もやってくれるらしいです。
ダンナの職場で大きな会議があり、今度スターバックスのコーヒーを出すとのこと。
敷居が高いと思っていたけれど、意外と普通の人にも優しいじゃん!とうれしいくなりました。
「人魚猛獣説 スターバックスと私」
穂村 弘・著 かまくら春秋社
Trackback(0) Comments(2) by つき|2010-05-25 11:11
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