捻挫が良くならないので、病院へ行ったら、うっすらヒビが入っていました(泣)。
でも痛みのおさまらない原因が分かったことで、気持ちも落ち着きました。
何事も「どうして?」の根本が分からないと不安になるものです。
それは整理収納に関してもそうだと思います。
骨にヒビが入ったことをいいことに、読書三昧の日々。
何冊か読んだ中で、面白かった本です。
「どうして私、片付けられないの?」
櫻井公子 著 大和出版
気持ちの整理と環境の整理はとても密接に関わっているということがわかりました。
昔と違って、最近は細かい分野にまで病名がついています。
原因が分かることで安心する人もいると思います。
しかし、根本的な解決にはなりません。
安心した上で「じゃあ、どうすればマイナスの部分がプラスになるか」という先のことを考えていかなければ、なんの変化も起こりません。
片付けられないから「ダメな人間」ではありません。
完璧な人などいないのです。
むしろ片付けられないことを気にしている時点でとても真面目な人なのだと思います。
「できることだけやれば、オッケーなんだ」と、そのくらいの気持ちでいた方が、病名をつけられるよりも健康的だと思いませんか?
この本には、どうして散らかってしまうのか?どうして時間が守れないのか?
どうして人間関係がうまくいかないのか?の問いに、小手先の技ではなく、「どうやってその状況に折り合いをつけていくか」が書かれています。
最近では、ADHD(注意欠陥多動性障害)は子供だけのものではない、という認識がなされています。
けれど、「とりあえず、生きている」ならそれだけでも素晴らしいことだと思いませんか。
自分がどこで納得するか。
そしてひとつクリアできたら、また一歩整理の習慣をつけていく。
そんなふうに、できないことへの小さなステップを積み上げていくこともまた、有意義な生き方なのではないかな、と思えるのです。
Trackback(0) Comments(2) by つき|2009-03-14 13:01
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