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[まいにちが、記念日] 記事数:575

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「格差社会」と医療問題。

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どのカテゴリーに入れたらいいか分からなかったのですが、書きたくなったので。

昨日の夜中、NHKを見ていたら、中国の医療問題の特集(再放送?)を放送していました。
中国の医療格差は日本以上に深刻です(あくまでもこのテレビ番組の内容の範囲内ですが)。

この番組の中で「富裕層」という言葉が何度か出てきました。
私が富裕層でないせいか、この言葉はあまり好きではありません。
それなら「お金持ち」とか「大富豪」とかの方がロマンを感じます。

庶民のひがみ、なのかもしれません(笑)。
 

中国の農村部に暮らす大家族。
決して清潔とは言いがたい住まい。
家財道具もほとんどありません。

脳梗塞で倒れ、世帯主である息子の年収の倍もの医療費を払い、その後は家で点滴をして何とか体調を維持しているおばあちゃん。
そして今度はその孫が網膜はく離で左目を失明。右目の治療にも多額の費用がかかることが分かり、その子の両親は借金に奔走します。

北京の大きな病院は、たくさんの患者。
おどろくべきことに、その病院は前払い制。
医療費を踏み倒されない自衛手段なのだそうです。

一方で、裕福な患者はVIP待遇の窓口からの診察。
エビアンのペットボトルを片手に、
「混雑しないし、それほど高くないですよ」という患者。
(もちろん、高額な医療費を払える人)。

・・・すごくイヤな気分になりました。
その人達にではなく、こんな「ひどい格差」を離れた場所に住む私が客観的に見ていることに。
 

日本では4月から高齢者医療制度が変わりました。
これにより、負担が減った人が増加したというデータがあるそうです。
しかし、本当に困っている人の中で、と限定しての割合はどうなんだろう。
これが本当の平等と言えるのかな。

中国ほど露骨ではないにしろ、実際に困っている人がいます。
病気やけがはどんな状況の人にも等しくやってくるアクシデントです。
そんなときに「お金がない」ことを理由に治療ができないなんて・・・悲しすぎます。

Trackback(0) Comments(3) by つき|2008-06-19 00:12

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