桜のシーズンです。
今年は足の痛みがとれないので、明野の桜さえも見に行っていません。
(明野中央公民館の桜は、ここらあたりでは「名所」です)。
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Trackback(0) Comments(2) by つき|2009-04-06 10:10
主婦というお仕事は、常に終わりがありません。
というか、終わりを決めるのは自分だから、どこまでも突き進む気なら、やることは無限にあります。
あれもしなくちゃ、これもしなくちゃ。
家事だけじゃないよ。子供たちはどうする?
習い事の送迎。宿題チェック。音読を聞いてやったり、絵本を読んでやったり。
ドンジャラやトランプの人数が足りないと呼ばれたり。
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Trackback(0) Comments(0) by つき|2009-04-03 12:12
私は昔から手紙を書くのが好きです。
けれど、大人になった今では、読む相手が負担に感じるのではないかと、少し気にしてしまいます。
そんなふうに思ってしまうのは、本書の著者、辻さんも言うように、e-mailの普及により、情報の速度が重んじられ、手触りよりもスピードが優先されている時代に生きているからだと思います。
さて。本題。
「代筆屋」という仕事が本当にあるのか否か。
実はそんなことはどうでもよいのかもしれません。
この本に描かれている依頼人、そして売れない作家の副業として始まったこの仕事を通じて、人間の滑稽さ、後悔、信じて待つことの美しさ、気持ちに区切りをつけることの苦しさが伝わってきてきます。
誰にでも「やり直したいこと」ってあると思います。
どうにもならないとしても、最後の最後まで、希望をもっていたい。
ここに登場する依頼人たちは、代筆屋の手紙を足掛かりに、一歩踏み出していきます。
手紙を受け取った相手にどう思われようとも、自分の気持ちを文に乗せ、破れかぶれで相手に伝える。
e-mailでもそれは可能かも知れません。
可能かも知れませんが、「ぬくもり」という点では、完敗だと思うのです。
それに、スピードを要求しない分、メールよりも穏やかでいられます。
私はやっぱりこれからも、自分の言葉でこれからも手紙を書いていきたいです。
私の心の中の声を聞いてくれる、私の中の「代筆屋」に相談しながら。
「代筆屋」
辻 仁成 著 幻冬舎文庫
Trackback(0) Comments(3) by つき|2009-04-01 18:06
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