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[雨は遠いそらの上] 記事数:109

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薄葉沢の滝群再訪(後)

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前回、尻をしたたか打ちました。無人の山中で尻を押さえながら悶絶している哀れな青年(二等兵)の姿を思い浮かべながらお読みください。ああ、淡き光のゆらめきよ。屁をひる際の骨の軋みよ。

 
さて普段より茨城の滝を見て回るのに参考にさせていただいているサイトがありまして、前回今回と薄葉沢の滝群をご紹介するにあたって大いに利用させていただきました、当ブログのお気に入りサイトにも「亀井と麻生」なんてのの下のほうに登録しております、
茨城県の滝(http://www10.plala.or.jp/itlink/index.html)』をご紹介しておきたく存じます。
多くの県内滝エキスパート(滝スパート)諸氏が情報を持ち寄り、県内ほぼすべての滝を網羅しています。今日も未発見・未確認の滝を求め、山中を歩き回っている滝スパートの方々が多くいらっしゃるはずです。

 
他に、読売茨城タウンニュース社から発行されている『茨城の滝』という本、こちらも大いに参考にさせていただいています(この本の写真を手がけている水嶋保氏は、「茨城県の滝」の常連さんでもあるようです)。特に、薄葉沢滝群においては水嶋氏が命名した滝がいくつかあることも含め、有用な情報が盛りだくさんとなっています。
 
  
  
塩の草滝、薬研の滝につづいて現れるのが、「薄葉沢の滝」。沢の名を冠するにふさわしい、たぶん滝群の中でもっとも大きな滝。
大きく二段に分かれており、水量も多い。
尻が痛むし暗いので、周囲を適当にウロウロした後先へ急ぐ。サクサクいきましょう。
 
沢に沿って上流へ向かったら、行く先に滝があったのだが道がない!しかも長靴が滑って非常に恐ろしい。すぐ横は沢だが落差があり、落ちたら確実に怪我をするだろう。
戻って道に合流したら上から眺める「早瀬の滝」。
↑こちらが上からの早瀬滝。下からアプローチすると真正面から見られる。しかし不安定な斜面で、ちょっと怖い↓
 
続きまして「滑り滝」。このあたりは上からずっとゆるい傾斜の流れが連続しているのでいささか食傷気味。次の写真が滑り滝の上部?
もしくは次の「指又の滝」の最下部になるのか。記憶が定かでない。
 
「指又の滝」。これは捕り物に使われる「さすまた」のような形状から名が付けられた、と本に書いてあった気がする。「指叉」ではないようだ。
もうちょっと下流まで捉えた写真でないと、指叉状であることを確認していただけないだろうが、流れが二又になり、合流する。
足もとが滑りまくって、写真を撮る集中力が著しく欠けている。
 
「肘曲りの滝」。「ひじ」でなく「へじ」らしい(「茨城の滝より」)。あまり覚えていない。
とりあえず写真、と撮ることがルーチン化していた。
 
「薄葉沢の抜景」。滝もよいが、ここでは厳しい岩肌を眺める。

 
「笠石の下滝」。笠石の下滝。
 
「笠石の滝」。この滝がもっとも美しいと思った。岩肌を分散して流れる水が幽玄を醸しだす。
陽が翳ってきたのでじっくりと腰を据えて撮影できなかった。
 
「笠石の滝頭」。滝群の最後、すなわち最上部の滝へやっと到着。
流れが激しくて尻込みするも、対岸へ渡りいろんな角度から眺める。何だかんだ言って、やっぱり長靴があって助かった。
 
ここから上流は穏やかになり、山のあいだへと消えていく(流れが逆か)。道はこの先の笠石集落まで続いているとのことだが、ここでUターン。弱まる陽の光を追いかけるように急いで戻っていく。
  
  
ぼく個人の好みとしてはやはり、小さい渓流は小さく。まだまだ修行の足りない小僧なために、スローシャッターの映えるような滝が好きなのだ。スローシャッターで撮ると写真がうまくなったように思えるから…笑。
尻を打ちモチベーションの低下は否めなかったものの、増水した滝は豪快だったけれどあまり写欲がそそられなかったことも事実。あまり満足できなかったので、再訪したい、というよりは再訪しなくちゃな…という気持ちのほうが強い。今度は笠石集落から下っていくというのも良さそうです。
 
ゆっくりと山の中を歩きながら滝を見るのにうってつけの「薄葉沢の滝群」。今度のお休みにいかがですか(さすがに寒いか)。ただし、安い長靴で来ないこと。滑って尻をしたたか打ちますぞ。
  
  
   
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↑Perfumeをプロデュースしている中田ヤスタカとボーカルこしじまとしこのユニット、capsuleの「do do pi do」が良い。
「もう少しやせたらかわいいのに」と言われてしまった女の子が、甘いものを食べたいという欲望と闘いながら、キュートでセクシーな女の子になりたいと願う曲なのだが、のっけからタムのチューニングはぱんぱんに張っており、ピアノはトランスぎみに重く、キラキラキュートでデコラティヴなウワモノはどぎついほどに耳に突き刺さり、歌詞と歌唱はあくまで可愛らしくキュートにデコレートされ、ヒステリカルな音選びと曲構造を巧妙に隠している(ボーカルのこしじまとしこは、まさに「キューティーでセクシー」ででも甘いものが足りないという女の子を体現している)。
しかしながら、甘いお菓子を食べたい/でも痩せて可愛くなりたい、という単純な二項対立を引き裂いて飛び出した「たべたいー たべたいー あまいのー たべたいー」という無邪気な叫びはその表層をこえて、『女の子』という存在のもつ根源的な渇望の叫びへと至っている。だからこそこの曲は空虚さの真空の中心で、どこにも届かない輝きを一心に放っているのだ。その光は内向きへとたえず逃げていく渇望そのものだ。おそらく女の子自身にもとらえきれない、真っ暗闇の中へ消えていく。女の子たちはその闇を抱えながらそこへ消えていく光をひたすら放ち続けている。その引き裂かれた世界、自らによって自らを引き裂かれるという葛藤を表現しえているこの曲を前に、ぼくはひそかに涙するほかになす術が無い。
喉から出るほどの手を必死に伸ばした先にはその渇望そのものがあったのだ。ああ、なんて女の子たちはかわいくて、切ないのだろう!ナンだかよくわかりませんが本日もパワープレイ中
 
contemode disc(http://www.contemode.com/disc.html)
capsuleの中田ヤスタカが企画/プロデュースする音楽レーベル。試聴デキマス。一番下。他の曲も良い。Perfumeが口パク疑惑だとかいまだにそんなくだらねえこと言ってる奴はあんなんバカだ。彼女らに不思議な魅力を感じた方には「グライダー」という曲もオススメ。ってなに一人でリキ入ってるんすかね(もやさまのナレーション風に)
 

» Tags:, 茨城北部,

Trackback(0) Comments(4) by 雨|2009-01-09 23:11

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