ご利用規約プライバシーポリシー運営会社お問い合わせサイトマップRSS

[雨は遠いそらの上] 記事数:109

< 次の記事 | 前の記事 >

赤川滝へ

このエントリーをはてなブックマークに追加

西滝・蓮華滝と、四囲の山々が纏う紅葉をじっくり堪能しながら、茂庭地区を後にした。続いて向かったのは赤川滝。一応地図にも載っている滝だけど、南の吾妻連峰、北の茂庭擦上川ダム、西の万世大路、東の飯坂温泉郷に囲まれて何となく地味な印象。でもネットでちょいと調べてみたら「穴場」との評価を受けていた滝だ。実際、あまり期待しないで行ってみた。

飯坂温泉まで南下してくると、あたりはもう住宅や畑が並ぶ田舎町って感じだけど、そこから西へふたたび山のほうへ入っていく。適当に進んだためりんご畑のあたりで道を間違えたことに気づく。そこで作業をしていたおじいさんとおばあさんに赤川滝までの道を伺う。
と、さっきから山のどっかから聞こえてはいたのだが、すぐ近くで銃声の音。ありゃあ…狩りやってるんですねえ、危ないかなあ。と言うと、おじいさん「そうだなあ。撃ち殺されっちまうかもしんねえな」と笑っている。そんな…シャレになりませんて!せっかく熊の脅威をくぐり抜けてきたというのに、間違って撃たれたりしたら悔やんでも悔やみきれない。
とはいえ、おじいさんも笑って言うくらいだから大丈夫なのだろう。てな感じで教えていただいた道を行く。途中から砂利道になりしばらく行くと左手に赤川不動尊の鳥居。そこをくぐって奥まで行けば、赤川滝はすぐ目の前である。
 

不動尊の前には湧き水が。オッ!と思って近づくと、水はホースから流れ出ている。さほど冷たくない。口に含んでみても、まあ普通の湧き水って感じか。不動尊まで延々と歩いてきた日には何とも有難く、かつ旨い水には違いない。


ホースはどこから来ているのかというと、沢を挟んだ向こうの谷からツーッと続いているみたいだ。こういうのも珍しい。

 
不動尊から続いている階段をちょちょいと降りていけば、ほら、赤川滝が見えてきましたよ。

 

 

赤  川  滝(福島県福島市飯坂町)

 
あまり期待しないで、とりあえず…と思って来てみた滝だったけど、いやびっくり。
横に広くそそり立つ断崖と豊富な水量、そして独特の川床の造形が思いがけなくダイナミックだ。
西滝と蓮華滝が端正だったぶん、これには驚かされた。

 

こないだ発売されたばかりの「風景写真」の1・2月号をペラペラめくっていたら、あの本は新春号には必ず別冊が付いて厳選された日本の風景写真特集をやるんだけど、その中に赤川滝の写真があった。
このあたりをさらにドラマチックに撮ってあった(ネットで検索したときにも良い写真撮ってらっしゃる方がいた)。

 
滝の落ち口を間近で見られるポイントがあるのだけど、そこには何故か車のタイヤが置かれていた。なぜこんなところに?まさか観賞用のイスというのでもないでしょうね…?
 

↑右端にタイヤがちょこっと写っている

 
 
近くに高湯不動滝もあるのだけど、吾妻連峰の麓、雪が降っているかもしれんと思い、いずれ新緑の時期にでも。
そんなわけで赤川滝、結構地味ですが前回前々回と福島北部の滝をご紹介した中ではもっともアプローチが容易なので、近くまでお立ち寄りの際には是非。
  
  
この後は花園渓谷まで下って帰ろうと、福島の山々を抜けいわき方面へ車を走らせた。途中で行司ヶ滝にも寄ったのだが、葛尾村側からアプローチしたところどうやら木橋が崩壊し流されていたようで、何とか向こう岸まで行けないかと川の中を歩いたがあえなく断念。こちらも新緑の時期までおあずけである。
 
 
 
ブログランキング・にほんブログ村へ

特にネタは無いんですけど、capsuleの「dreamin dreamin」。凄くいい曲。大好き。イントロから泣いちゃう。

 
 
あとこないだMASの新譜についてちょっと書いたけれど、まだ書き足りないんだけど少しだけ書いとく。
「En-Kei」の最初の曲が「We should make strange things」というのだけど、これは「既存の音楽には無い新しいものを生み出していこう」というヤマダタツヤ氏の思いが込められている。とご本人が仰っているのをどこかで見た。でも他のMIDI仲間(そもそも彼がツイッターでぼくの書いた駄文を紹介したことで、畏れ多いことに氏が読んでくださりコメントもくださったわけだが)、が「MIDIで作りたいような音楽だった」と言っているように、ぼくも新しい、ストレンジな音楽。というよりもむしろすんなり気持ちよく聴くことが出来た。いや、こういうべきか。「こんなに気持ち良く聴けちゃっていいの??」と。違和感の無さにむしろ驚きを感じたと言っていいだろう。
それは、ぼくもMIDI音楽を作っていた者の端くれとして、勿論MASに比べたら何千倍もクオリティの差はあるわけだが、それでも何処かしら求める音楽に対して共感できる何かがあったのではないか、と思う。こう言うのはおこがましいにも程はあるのだが、ぼくらがMIDIを通して(通さずとも、だけど目先の手段として)作りたかった音楽の延長上に、MASの「En-Kei」は現れた。ということだったのだ。しかもその違和感の無さ。そのことは強烈に感じたのだった。
ドラムの音がね、重要なんですよ。殆ど生のままですよね。
 
OTOTOYというサイトで試聴及びwavファイルでのダウンロードが出来るので、ご興味があったら是非。
MAS - We should make strange things
  

» Tags:, capsule, Mas,

Trackback(0) Comments(2) by 雨|2010-12-25 02:02

[雨は遠いそらの上] 記事数:109

< 次の記事 | 前の記事 >

ゆたりブログ



「ゆたり」は時の広告社の登録商標です。
(登録第5290824号)