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[雨は遠いそらの上] 記事数:109

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県北桜紀行・大子

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あたたかい日が続き、ここ数日で県北の桜も一気に開花したようです。大子町でも多くの桜が七分咲きから満開を迎えております(15日現在)。


ぼくのお気に入りの場所、上岡のサクラもちょうど見ごろでした。

ここには多いときでは一日に数十人の見物客が訪れるのですが、近所の方のお話では今年は地震の影響があってあまり来ていないとのこと。今がチャンスですよ!遮蔽物がなく広い青空をバックに見ることができて、しかもこれだけ立派な桜といえば大子の中でもここが随一でしょう。
大子町内には他にも多くの桜が花を咲かせています。各施設には「大子さくらマップ」が置かれていますので、これを片手にのんびりと桜めぐりを楽しまれてはいかがでしょうか(先日の強風もあり、もしかしたら散りはじめているところもあるかもしれませんので、ご了承ください)。
 
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さてぼくが今回オススメしたいのは、さくらマップにも記載されています「箕輪のヤマザクラ」です。
その名の通り南田気地区の箕輪というところにあるヤマザクラなのですが、狭くて舗装の良くない道をのぼりつめていくので、どなたにもはすすめられないところがかえってソソります。
そのかわり、苦労してたどり着いた桜はそんじょそこらのとは違う、勇壮で泰然とした姿を見せつけてくれることでしょう。

立っていた案内板を見るとなんでも樹齢約600年だそうで、明治末期に樹齢500年を経たとき、「誉れ桜」の名前を頂いたということです。この幹をご覧ください。何ともたくましいではないですか。

この日行ったときには残念ながらまだ花は咲いていなかったのですが、近所の方にうかがうと20日くらいには見頃になるのではないか、ということでした。

隣にもこれまた大きな桜。こちらは三分咲きくらいだった

ということで、いにしえの桜にふれ、悠々たる日本の風土その時の流れを感じてみては。
 
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そしてもうひとつオススメしたいのが、「秀明水」。

徳川光圀公が命名なすったとされる湧き水ですが、これがまさに絶品。クセがなくてすっきりとした味、これこそ水と呼ぶにふさわしい。東京のほうからもはるばるここまで水を汲みにやって来る人がいるようで、正直あんまり教えたくない穴場なんですが、当ブログをご覧になっているという奇特な方にだけ教えてしまいましょう。ここの水は、マジでヤバいです。
 
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箕輪のヤマザクラへは、水戸方面から袋田の滝へ曲がる交差点を直進してほんの少し進んだところを左に入るのがいいでしょう。道は本当に狭く、待避所がさほど無いので対向車に注意が必要です。
「秀明水」まで辿り着いたら、次の左カーブを曲がってすぐが桜への進入地点です。そこに車を寄せるか、もう少し上にスペースがあるのでそこを借りましょう。入り口さえわかっていれば踏み跡に沿っていけばいいのですが、入り口を間違えたうえ道も分からないので多少迷いました。

 
柵に沿って坂を上っていきます。

 
踏み跡に沿って上っていくと朽ちた階段がありますので、それを上がって矢印のようにさらに上ります。

 
オオイヌノフグリが一面に広がる斜面を上りつめる頃には、目の前に雄大なる桜の木が見えてくるでしょう。

  
ヤマザクラ、秀明水ともに個人のお宅所有の土地ですので、そこのところご留意ください。
 
 
 
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籠岩方面は桃の花が満開を迎えております。下のほうはソメイヨシノが散りはじめていますが、上の展望台付近ではまだこれからですし、ヤマザクラもそこかしこで咲き誇っています。展望台からの眺めも素晴らしい。近くには三太の湯もあります。山の中で道も細いですが地盤はけっこう安定しています。ぜひ県北に遊びに来てください!

  

» Tags:, , 県北,

Trackback(0) Comments(0) by 雨|2011-04-18 00:12

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