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[雨は遠いそらの上] 記事数:109

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那須塩原の秋

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11月のはじめ、那須塩原に行ってきた。まだ早めかと思われたが、進むにつれて素晴らしい紅葉を見せてくれた。

定石通りに国道293号を西に行き、294号にぶつかったら北上して400号に入ってひたすら真っ直ぐ行く。懐かしい道をPerfumeを聴きながら行けば、薄暗い道にPerfumeはやはり素晴らしい、それ以上の感慨が起こるわけもなく、ちょっとだけ寄り道をしようかという思いもすぐに掠れてしまう。明るんできた千本松牧場を右にちらと見ながらすばやく通り抜けると、那須塩原の山々は眼前に広がる。
  
まず塩原ダムに架かる、もみじ谷大吊橋を視察。朝早かったので有料の橋は閉じているが、ちらほらと観光客がやって来てあれこれ話しているうちに以下略。早起きはウン両だか銭だかの得だというだろ。朝陽が山を照らすと、思っていたよりも鮮やかな紅葉が広がっている。
→ダムの湖面に映る塩原の秋。橋じたいはまあ普通の橋。でも揺れる(?)

  
つづいて回顧(みかえり)の滝を見に行く。塩原ダムの北端近くに落ちていて、落差は約70m。回顧の吊橋を渡って対岸から望むかたちになりちょっと滝から離れるため迫力は感じないが、切り立った崖を細長く落ちる姿は美しい。
対岸に渡ると、道は箒川に沿って続いていて、上流までゆっくり歩くこともできるが、ぼくはとりあえず吊橋を渡ってすぐの展望台で滝を見る。おじさんがやって来てビデオカメラを回していった。
「回顧の滝」の名前の由来が「去る旅人がその美しさに振り返らずにはいられない」ということだそうだが、写真を撮っていると上の崖のほうからガサガサとタダナラヌ音が聞こえるので振り返る暇も無くそそくさと退散する。

 
吊橋から眺める、朝陽に照らされる塩原ダムのなんと美しいこと。
  
  
車に戻ってさらに西へと走らせます。那須の山裾を縫うように走っていく国道400号は狭い。うねうねする道を走っていくといくつか滝の看板が見え、その中に「留春の滝」と書かれた看板がある。結構急な石造りの階段を下りていくとまた箒川に架かる小さな吊橋があって、見下ろすともの凄く綺麗な渓谷!そして吊橋を渡るともの凄く美しい留春の滝!↑キャラメルのぐるぐるぐる~。滝壺を漂う落葉がさまざまな模様を描く。水はあくまで透明。ぼくは狂喜少躍。なんて素晴らしいんだろう。人の手がだいぶ入り込んでいるにもかかわらず、いくら撮っても撮りきれない澄み切った美しさがこの渓谷にはある
 
渓谷のすぐ上には国道が通っているわけで、車の音が近くに聞こえるのが奇妙だ。
←留春の滝は渓谷の南岸を流れ、箒川に落ちる。箒川のこのあたりは起伏に富んだ渓谷で、深い底まで見通せる(ほど水が透明)というのは何だか恐ろしい
  


  
  
留春の滝と箒川の渓谷の造形に見とれてしまい、ついつい時間を食ってしまった。だいぶ陽が差してきているので、竜化の滝へ急ぐ。
 
 
*塩原十名瀑…那須塩原には非常にたくさん滝があるわけですが(国道沿いからですらたくさんの滝を眺められるのだ)、選りすぐりの「塩原十名瀑」というのがあります。今回見た回顧の滝と留春の滝もその中に数えられています。
  
  
  
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↑次回、那須塩原(の滝)・中編
  

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by 雨|2008-11-26 14:02

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