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[雨は遠いそらの上] 記事数:109

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国道461号を通る

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地方道33号線を走る。常陸太田市の旧水府地区を北上し国道461号線に接続して、大子へと向かっている。龍神ダムに至る道、と言えば思い出す方も多かろう。だいぶ整備され、スムーズな交通を確保したこの道を北上して、里美に抜ける心積もりである。

途中、龍神ダムに寄ってみる。そのつもりは無かったのだけど、水府の山々がまだ綺麗に色づいているので、もしかしたらダムからの眺めも良いんじゃないかなと思ったのだ。


随分久しぶりに見る龍神大吊橋である。がらんとした駐車場は朝だからか季節の終わりだからか、それでもガードマンのおじさんが立っていて、挨拶した。
最盛期は過ぎた、ときいてはいたけれど、まだじゅうぶん綺麗じゃないか。さすがに有料の橋は渡らなかったけれど、今日はたまたま寄ってみただけなのでまた来年。
最後に来たのは小学生の頃なので、15年くらいぶりだったけど、特に何の感慨も無かったことにいまちょっと吃驚してしまった。まあ、ダムに架かる橋なんてそんなもんなのか?


 
  
橋を辞し、さらに北上。だんだん道が狭くなってくると、南下してくる国道との接続だ。そのまま真っ直ぐ進めば大子方面、ここでぼくは右に曲がる。
国道461号線は栃木県日光市の国道121号線大谷向交差点を起点とし、日立市の国道6号線(通称ロッコク)との交点を終点とする日光中心部から大田原市内を通り、黒羽、大子町内を経由し、袋田の滝を横目に見つつ里美の美しい山を越え、花貫ダムを通過して日立へと至る、総長135キロの道。前回も黒羽付近をちょっとだけ通りました。
←日本三大名瀑のひとつ…から脱落しそうな(してるときもある)袋田の滝。新観瀑台によってその地位を不動のものとできるか(写真は旧観瀑台より)
  
  
大子から南下してきた国道461号は地方道33号とぶつかる形で左に折れ、山中を通って里美方面へと向かっていく。この国道が「酷道」のひとつとして名高い(?)、その最も象徴的な箇所を通っていくことになるのだ。
  
ここが国道…?田舎道だなあ、というようなところを入っていく。民家の間の狭い道を抜けると山の中へ道は進んでいき、先ほど現れた片側1車線もふたたび単線の道路に…覚悟しろよ、というふうに国道の青看の下には「落石注意」の文字。えっ、ていうか国道!?という道がこれから約5キロにわたって続く。
 



 
対向車が来たらすれ違うのもひと苦労な道である。

↑舗装された古い林道、にしか見えないよね…
 
峠は不法投棄警告の看板で埋め尽くされていた。下りは薄暗い林の中を走る。
 
←薄暗い林道に陽が差して、苔むした岩壁を照らしていた。なかなか綺麗だったので、どうせ後続車も来るめえと思って車を停めてためしに撮ってみたら、後ろから軽トラ登場。急いで車を発進させる

  
前回走ったときは免許取りたてだったこともあって、かなり不安と緊張を強いられた覚えのある道だったが、今回走ってみて、まあそうでもないなという印象だった。林道だと思えば、全線舗装されて路面状態は悪くないし、対向車に気をつければ楽なものだ。林道と思えば、だけど…。
いろんなところを走って、結構失敗もやって、おれも少しはレベルが上がったかな?などと阿呆なことを考える(人間的なレヴェルは19のままだが)。日本は広い。ここよりももっと凄い道路がたくさんあるのだ。
それにしても、地図で見たりナビに誘導されたりして、はじめて通る人なんかはものすごく怖いだろうな~。  
  
  
国道349号と交差する折橋の交差点を真っ直ぐ行けば花貫渓谷や花貫ダムだ。ここは左折して349を北上することにする。今日めざすのは薄葉沢の滝群である。
  
  
  
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↑今日持っていったのはWolfgang Muthspiel(g)の「Air, Love & Vitamins」。この人のことは知らなかったのだけどベースがMarc Johnson、ドラムがBrian Bladeという顔ぶれなので買ってみたやつだ。響きとアンサンブルを大事にした正統派の演奏で、3人の息の合ったプレイが緊張感とリラクシンを程よく生み出し、聴かせる(ブライアンブレイドはやっぱ良いな!)。ちょっとBill Frisellに似たブルース感覚があり、それが初冬の朝の空気に凄く合って切なくなる
 

» Tags:国道, 茨城北部,

Trackback(0) Comments(10) by 雨|2008-12-09 01:01

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