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[雨は遠いそらの上] 記事数:109

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雨巻山に登る・その他の山

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連日の強風と強力な風邪によってぱったりと足が止まっていたが、ようやく体調が戻り、陽光の祝福を乱す風もおさまった今、出かけないでいるわけにはいかないのである。向かうは茨城と栃木の県境に位置する雨巻山。

県道1号を進んで栃木に入り、下大羽の信号で折れ集落を抜けて奥に入っていくと、大川戸に広い駐車場があり、そこから登っていく。雨巻山は登山コースのバリエーションに富んだ山だが、今回は雨巻山とその他の周囲の山を縦走する「足尾山コース」を選ぶ。
平日ではあるものの駐車場には10台ほどの車が停まっていて、これから歩き出すというグループもあった。ぼくも遅れじと準備をととのえ、10時前に歩き出す。
ときおり冷たい風は吹くものの、おだやかで気持ちよい。しばらくはなだらかな山道を行くも、地蔵院を経て足尾山に向かうルートは先のグループが歩いていったので、ならばと足尾山の南に位置する御岳山をめざすルートをとる。最初考えていた地蔵院―足尾山―御岳山―雨巻山のルートではなく、直接御岳山まで行きそこから足尾山に引き返しふたたび御岳山に戻ってくるという算段だ。
傾斜が結構きつく、歩きはじめてまだ20分と経ってないというのに汗ばんで息もかなり弾んでいる。自然林とスギ林の間を縫う薄暗い山道が続き、やがて分岐が見えてくる。右に行けば雨巻山へ。ここまで来るのにも結構大変だったもんだからちょっと迷ったけど、左へ進路をとる。ひとつかふたつのアップダウンをこなすと御岳山の頂上だ。北側の遠景が美しい。
北東の方向に足尾山が見える。下を見ると急な鎖場。岩がごつごつしていてかなり危険そう。ベンチに腰かけ500ml水をゴクゴクのむ。ああ、美味しい。すぐに飲み干してしまいそうだ。中年男性が岩場を登ってきた。玉の汗をかいている。意を決して下りていく。
またいくつかアップダウンをやり過ごすうちにいつの間にか足尾山の頂上だった。何だ、あっけない。くるりと引き返し、あの鎖場をひいひい言いながら登りきり、先ほどの分岐まで戻ってきた。ここまででだいたい1時間。
  
雨巻山までは比較的なだらかな山道になる。前方に雨巻山の美しい姿がそびえ、木々のあいだから南東の山並みも見られる。里の家々も近くに見ることができるので不思議な気分だ。西側に目を向ければ、地上の風景が遠くまで見渡せる。
猪転げ坂という急な登り坂が待ち構えているのだが(まあ間違いなく猪でも転げ落ちるでしょう)、脇にジグザグに道がついているのでそちらを歩けば問題は無い。でもぼくはそちらではなく坂に挑戦。ストックを持っていないので、踏ん張りながら木々につかまってじりじりと登っていく。この坂を越えれば、雨巻山はもうすぐ。
  
何組かのハイカーとすれ違った。はじめは御岳山の男性1人、続いて中年の夫婦連れ2人、猪転げ坂を越えて沢コースとの合流点あたりで出会った元気な中年男性3人組(大きな声で「それはいいねえ」「それは凄いねえ」とかいうようなことを言っていた)。このぶんだと山頂では妙齢の美人女性4人組がぼくを待つとも無く待っていてくれそうな気がする(何で)…
  
と思ったらいざ山頂には中年の男性3人がぼくを待っていましたとさ。何でイ、色気が無えなあ…と言ってもあちらだって嬉しかないだろう。山頂からはこの間登った仏頂山とか高峰あたりの山並みが見える。南側以外は木に囲まれ眺望が無いので、休むのもそこそこに展望台のほうへ歩き出す。
こちらの眺望は良い。南西の方角がぱっとひらけており、筑波山らしき山も見える。でも残念なことに上空はだいぶ霞んでいる。お昼が近いなと思ったら、チャイムではなくて火災発生の連絡放送があちこちから聞こえてくる。道を車が走っている。田舎の風景は美しい。
  
雨巻山山頂に戻り(誰もいなくなっていた)、今度は三登谷山へ向かいつつ下りていくことになる。しばらくは下りだが、急な登りがあったりして引いた汗がすぐにまた出てくる。リズミカルに身体を動かすことを心がける。
こちらのルートは岩が目につく。途中でまたひらけた場所があって少し休憩したのだけど、そこから粟生展望コースが分かれており、そっちのほうは岩肌がもろに露出していて、なかなか迫力がある。
やがて三登谷山に到着。夫婦連れがベンチで休憩していた。少し話をして、後はただ下るのみ。薄暗く展望の無い道を抜けて林道に出る。林道を抜ければ大川戸の駐車場だ。
雨巻山をぐるりと一周してきた。時刻は13時30分ほど。だいたい3時間30分の行程だった。久しぶりの山行で結構バテたかな、と思ったらそうでもなかった(次に行った高館山ではへとへとになっちゃったけど)。春までにスタミナを蓄えたい。あとお金も…。
  
三登谷山に着いたらお昼を食べようかなと思っていたのだけど、夫婦連れの方がいたのでちょっと躊躇する。地元の方達らしく、もう何度も登った経験があるのだろう、春に咲くシュンランのことや、三登谷山からの眺めのことも教えてもらった。
「ほら、そこの杉のまっすぐ先…」と男性に言われて霞んだ空をよく見ると、男体山のてっぺんが見えてびっくりする。
これは冬のきれいな空気の中で見たら最高の眺めだろうなと思うのだが、朝の8時か9時くらいじゃないとガスが出てしまい霞んで見えなくなってしまうのだそうだ。ガスって排気ガスなのか山から出る何かそういうガスなのか、よくわからないけど。それでも男体山の姿は美しく、感激していると、ご夫婦は笑っておられた。きっと初心者丸出しであっただろう、恥ずかしい。
溌剌とした奥さんと、サングラスをかけた渋い旦那さんで、でっかいザックを持っていたところを見るとベテランなのであろう。ガスバーナーでコーヒーを飲んでいた。旦那さんの声とか感じとかが親戚のおじさんに似ていて、印象に残った。
  
  
*雨巻山…標高533.3m。よく整備された登山コースのあちこちで、春にはシュンランやヒメシャガをはじめ多くの花が咲く。山頂は広くベンチがいくつかあるので、のんびり昼食を楽しむことができる。ブナなどの自然林も多く残る。
 
*足尾山…標高413.1m。あんまり印象に残らない。地蔵院から御岳山へ向かう途中の小ピークといった感じだが、御岳山山頂への急な鎖場が待っている。
 
*御岳山…標高433m。木々に囲まれてはいるものの、なかなか展望は良い。眼下に益子や茂木の町並みが。東に連なる山並みも美しい。山容はキュッと締まっていてかっこいい。
 
*三登谷山(みつとやさん)…標高433m。北側がひらけ、宇都宮方面から那須連山の様子も見える…らしいが、今回はガスによって山頂部がちょこっとだけ見えただけ。平地にぽこっと盛り上がった芳賀富士の姿も面白い。空気のきれいなときにまた登ってみたいと強く思う。
 
 
 
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» Tags:山行き,

Trackback(0) Comments(2) by 雨|2008-03-02 13:01

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