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[まいにちが、記念日] 記事数:575

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この本、読んだよ#020「星守る犬」

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GWも、あと一日。
今年はペロを連れて帰省しました。
車にほとんど乗せたことがなかったのに、長距離ドライブをさせてしまったため、途中吐いてしまい本当にかわいそうなことをしてしまいました。
少し練習しておけば良かった。

今年の連休は涼しい日が多く、娘は体調を崩してしまいました。
たくさん出かけられなかったけれど、畑を耕したり、昼寝もいっぱいしました。

本もたくさん読みました。
お出かけは連休後のお楽しみってことで。

話、変わって。
今日、皮膚科に行ってきたのですが、待合室にあった「星守る犬」を手にしたら、もう夢中で読み進めていました。
でも、すぐに呼ばれてしまって最後まで読めず、帰りに本屋さんで買って帰りました。

 
 
☆★☆★☆★☆★

みくちゃんに拾われたハッピーは箱に入れられ置き去りにされた犬。
みくちゃんの家族に育ててもらって、ハッピーはすくすく大きくなった。
みくちゃんとおかあさんとおとうさんはハッピーを育ててくれた。

だけど、家族は壊れてしまう…。

ハッピーとおとうさんは、旅に出る。

さびしいけれど、楽しい二人旅。

そして…。

☆★☆★☆★☆★

3月11日の地震の後、「つながろう」とか「絆」かしきりに叫ばれています。

けれど、そういうことをあえて口に出したり、活字にしないとならない世の中なのだということに気付きます。

 
自己責任とか。プライバシーとか。
もちろんすごく大切なことだけど、個を重視しすぎて、失ったものも多いと私は思います。

 
病気になったり、仕事を失ったり、自分では抗うことのできない理由で、人はこんなにもあっさりと世の中から切り離されてしまうのか。
それを仕方がないこと、で済まされてしまう世の中に徐々に慣れてきていること。
これは悲しいというより、恐ろしいことです。

この本では、現代が抱える「無縁社会」という問題を読む人に容赦なくつきつけます。
人が人としてつながっていける世の中はけっして、「星守る犬」ではないと信じて。
  
自分の身の回りの人を大切にしたいと思いました。
(もちろん犬も)

 

「星守る犬」
村上たかし 作  ・   双葉社

 

Trackback(0) Comments(6) by つき|2011-05-07 16:04

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