GWですねー。
我が家は一日だけ家族で外出するくらいで、静かなものです。
娘の中でブームが起きている一冊。
学校の本を借りて、家で読みたいと熱心にお願いされたと、
家庭訪問のときに先生に聞きました。
娘にわけを聞くと、
「ママにも読んで欲しかったから」とのこと。
その言葉に嬉しくなって、即アマゾンで購入しました。
シリーズで何冊か出ているので、娘がまだ読んでいない「アイスクリーム・タワー」を選びました。
娘から本を紹介されるなんて、初めてです。
どんな面白い本なんだ、とわくわくしながらページをめくりました。
パンダのポンポンは、きら星亭のコックさん。
どうぶつの仲間に美味しいものをつくったり、一緒にでかけたりします。
ほのぼのした日常。平和な仲間とのちょっとした出来事の短編集です。
絵がとてもかわいいです。
そして、一貫して流れる「当たり前だけど、かけがえのない幸せ」というメッセージ。
読んでいる人の心をあたたかくしてくれます。
3つのお話、どれも良かったのですが、「こんがりあつあつハーモニー」というお話の中の一節を引用して紹介します。
海の家で買った焼きとうもろこしを食べ、おいしいお弁当を食べ、
きらきら光る海を見ながら波の音を聞くポンポン。
生きるって、なんて、すばらしいことなのでしょう。
そう、おいしいものがあれば・・・
そして、ゆかいな友だちがいれば・・・
ね?ね?そうじゃない?
さらりと、でもしっかりと読んでいる人に語りかけます。
大切なことは、いつだってシンプルなことなのです。
世の中が複雑になっても、変わらないものは変わらないのです。
心がギスギスしていると感じている人
忙しくて、気持ちにゆとりがないと思っている人
人付き合いに疲れた人
深呼吸をするように読みたい本。
のんびりしたい連休にオススメの一冊です。
「パンダのポンポン アイスクリーム・タワー」
野中 柊 作・長崎 訓子 絵 理論社
Trackback(0) Comments(2) by つき|2009-04-30 07:07
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