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[まいにちが、記念日] 記事数:575

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もちつき

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今日は市内の福祉施設のもちつきのお手伝い。
あいにくの雨で屋内でやることになったが、杵とうすで本格的だった。
初めて会う方ばかりだったけれど、すぐに和やかな雰囲気の中に入ることができた。よかったー。

「わたしが嫁に来た時は、餅をまるめるのなんかできなかったけど、おばちゃん(お姑さん)に厳しく言われてやるしかなかったんだよ。今の人は『大変なら餅なんて食べない方がいい』なんていうんだもん。」
などと、遠くでもちつきを見ながら私に話してくれた女性。
職員の方が何度となく「近くに行きましょうよ」と誘っても、
「昔、やだっつー程もちついたからもういいよ」と冗談を言ってる風でもなく、つぶやいた。

私には想像もできないような、その方の人生。
今はこんなに穏やかな環境の中ですごしているけれど、人の一生はボードゲームの「人生ゲーム」どころではない、まさに「苦あり楽あり」なのだろうな・・・。

職員の方は、もちつきよりも「もち食べ」の方に心を砕く。
ノドにつまらないように、和やかに食べていながらも全員の様子を気にかけていた。
介護士さんと、からみもちの準備をしながら、施設での生活のことなどを教えてもらった。
安全に暮らすことがまず大事。
歩行を誘導するにしても、骨が弱くなっている方もいらっしゃるのである程度の介護の知識は必要なのだと思った。
と同時に住環境の整備も必須だと感じた。
手すりひとつをとっても、利用者の使い勝手を考えた高さ、太さ、形状、材質、手すりの終わりが内側に曲がっているか否かでも快適さは違ってくる。

いろんな方とおしゃべりしたり、施設内の設備を見せていただいたり、おまけに餅のお土産までいただいた。ボランティアなのに、お世話になってしまった。
言い訳かもしてないけど、人がたくさんいればそれだけイベントも盛り上がると思うので、また誘って欲しいな~。

Trackback(0) Comments(2) by つき|2008-09-26 18:06

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