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[鯨エマの海千山千] 記事数:1742

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苦手なもの、をどうする!!

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公演を控えた稽古は、もうひたすらその本番に向けてのものだが
いろいろ試せる普段の稽古が実は結構好きだ。
出された課題に無心に取り組む瞬間が充実感がある。
・・・・というと、いかにも勤勉&努力家のようだけど、
とにかく、苦手が多いのだ。
そのひとつ、ただいま十年ぶりに取り組んでいるタップダンス。

さすがに台本2本続けて書いていると、ジムに行く時間がなく
体が鈍るが、かろうじてこの月曜日の過酷なタップのレッスンで
汗を流し、新陳代謝を促す。
さいわい、いいコーチと明るい仲間に囲まれて、
できなくても清清しい気分で2時間取り組める。

役者として致命的な苦手が・・・読解力。
もうこれは、ひたすら本を読み込むしかないか。
だけど、図書館に行くと、どうしてもいつも決まったコーナーに立ってしまう。

中学生のときに国語の先生に言われたことを思い出す。
なぜ、教科書にいろいろな文章がのっているのか、
それは、好きなものばかり読んでいても世界が広がらない。
教科書で、あえて自分では選ばないようなものを
読み込むこと。
こうして、可能性を広げてゆく・・・とかなんとか。

良くわかります。この歳になって、良く良くわかります。
じゃあ、わかったからといって、小林秀雄を読むかといえば
卒業以来読んでいない、多分。
あのとき読んでおいて本当によかった。
義務教育で読んでいなかったら、多分彼の名前すら知らずに
生きてゆくだろう。
とりあえず、あまり読む気がしない・・・ということを知れただけでも
ましなんじゃないだろうか。

今朝のテレビで、大学入試試験から長文読解が消える、
というニュースをやっていた。
皆が大嫌いな長文読解。
これがなくなれば、喜ぶ受験生は多いだろう。
でも、大方の生徒が試験のために、または受験のために
勉強しているわけだから、
受験に出題されないものはやらない・・・多分。
勉強の必要性なんかは、大人にならないとわからない。
10代の生徒たちには、意味を説明する前に
「とりあえず、やってみれ。」でいいと思うのだが
受験、試験という目的がないところで
果たして勉強するんだろうか。

長文読解が消える・・・その理由が著作権というのが、
どことなく、切ない。
教材として取り上げられれば、それは嬉しいことじゃないのか。
売れ線の方々の気持ちは、「未だ売れん線」の私にはわからない。

さあ、今年の初めに示した、私の苦手克服計画
「社交的になる」は、間違っていたと、ここで告白する。
あっちゃこっちゃにいって、人脈を広げようとするのは間違いだ。
もちろん、何度もトライしても結論だ。
大事なのは、たまたまご縁のあった方と、どう関係性を築いてゆくかで、
社交的になる必要なんか、ない!ということだ。
私はなにをもって、こんな目標を立ててしまったのか、
早く気がついてよかったとさえ、思う。

これからも、マイペースでいかせていただきます。
ダンスと読書は身を粉にして頑張ります。

注)タップダンスのレッスンで。
なぜ、この写真が少し曇っているかというと、
みなの汗と熱気で、湿度が異様に上昇しているからさ!

by 鯨エマ|2008-05-26 23:11

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