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[鯨エマの海千山千] 記事数:1742

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保険という考え

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かんじゅく座の方々より、みんなで保険にはいらないかという
提案があった。
先日の公演の稽古場で、そして本番で、
ケガをしてしまった方が数名、安全と安心への橋渡しにとおっしゃる。

なるほど・・・・
35年間生きてきて、まったく関心のなかったことだけに
「どなたか、知っている方、教えてください。」
と無知をさらけ出したら、早速資料を持ってきてくださった。
「この、1人6000円っていうのがちょうどいいのでは・・・?」
「え?6000円!高すぎやしませんか!?」
またまた私の貧乏っぷりをアピールしてしまった。

人生、いつ何が起こるかわからない。
舞台の上でも、何が起こるか・・・・
といいながら、実際には何もしてこなかった。
「保険をかけるような生き方はしない」
とか、
「そんときゃぁ、そんときよぉ!」
「泣いても笑っても明日は明日!」
まあ、大雑把な性格だもんで、いまだ、海外旅行でも保険をかけない。
かけるといえば、他人に運転してもらうときのレンタカーくらいだろうか。
こんな調子でやってこられたのも、
幸いにして健康だから、そして、独り者だからだろう。

歳を経れば、私もいろいろ不安になるのだろうか。
そうしたら、説明してくださった方が面白いことをおっしゃった。
私のように蓄えのない人間は平気なんだそうだ。
蓄えがある人ほど、不安なんだそうな。
まさに、その通りかもしれない。
かんじゅく座のみなさんは、60歳以上でいらっしゃるので
私も自分には計り知れないところ、とにかく16人のご意見を
聞いてみましょうというところで話は終わった。
ふむふむ・・・・

むかしむかし、1人暮らしをはじめたばかりのとき、
私は父が貯金しておいてくれたという100万円をもっていた。
20歳の人間に100万円は、けっこう大きかった。
これを、いかに、使わずにとっておくか、
これに、手をつけないように暮らしていこうと思っていた。
しかし、あるとき、バイトばかりの日々に、心がどんどんすさんで行き
もうしばらくバイトはやめよう、そうしないと、自分がだめになりそうだと思って
思い切ってやめてしまった。
そして、100万円を使って毎日ジムとレッスンに通い、
車の免許を取り、歯の治療をした。
2ヶ月弱で使い切った。

ここから私のお笑い人生が始まった。
なんだか、スッコーンと、空が突き抜けたように楽天的になってしまった。
何もなくなると、もう笑うしかないのだ。
そうだ、お金は持っているもんじゃないんだな!
アッハッハ!
ってな考えになり、現在に至る。

しかしですよ、四捨五入して40のいま、
はたしてどこまでこういっていられるんだろう。
新聞に、癌のことが書いてあったりする。
まさに、私の体質が、当てはまったりする。
そんなとき、癌保険のTVCMが流れたりする。
「広告に乗せられてなるものか!」
といえるのは、そろそろ終わりかな。

いっやぁ~~!
それにしても、100万円ってあっという間だった。
たいした額じゃないんだと思ったけど・・・・
たかが100万、されど100万。

さあ、保険料の6000円は高いか安いか!?

Trackback(0) Comments(5) by 鯨エマ|2008-05-23 23:11

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