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[鯨エマの海千山千] 記事数:1742

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これがカラスのチラシです!

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10年前に書いた芝居が、いまになって、また上演できることになったのは、
何とも言えない気持ちです。

うれしい・・・?いや、そんなすがすがしいものではなく
当時、千秋楽で感じた悔しさを、今回は払しょくしたいという思いでしょう。

「カラスの声も、しわがれる・・・」は、10年前に、
国政選挙で亀井静香とホリエモンが対立したのをモチーフに書いた
ある田舎町の町長選挙のお話です。
かんじゅく座で上演するので、いろんな意味で修正が必要になりましたが、
当時よりも見やすい芝居に仕上がる予定です。。。。

なぜ、予定かといえば、
もう例年のことですが、
シニア演劇はなかなか先が見えず、
ある意味命がけの稽古で、(座員がどれくらい自覚があるかわかりませんが)
演出している私のほうが、毎日の稽古場でヒヤヒヤさせられているからです。

そんな不安を抱えつつも、チラシができるのは本当にうれしいものです。
カバンの中にいつも入れておいて、
誰かに渡せる時を、待っている・・・・。

今回、初めてA4のチラシにしました。
省エネ主義で、A4が主流になったいまも、B5を守り続けていましたが
今回デザイナーのGOTEXさんより、「座員全員の顔が入りきらない」とのことで、
思い切って、反エコ、に。
思い切ったからには、1枚残らず、人に配りたいと、せっせとDMを書いています。

表に全員の顔写真を載せたせいで、おもしろいチラシに仕上がったと思っているのですが、
座員は案の定「私はこんな顔じゃない」などという人がいます。
人間誰もが「身の程知らず」ですが、
自分の顔や声は、目の当たりにすると傷つくというのは、
いくつになっても変わらないようですね・・・・。
私も初のCDで、ソロを歌わせてもらいましたが、つい先ほど、
そのデータが送られてきて
自分の声にゲッソリしたところです。
1年間、この歌ばっかり練習していたのになあ・・・・・はあ。

さてさて、かんじゅく座の稽古場は今年も過酷です。
先日も降板者がでたり、気管支炎がいたり、難病がいたり、と、
健康状態との睨み合いが続いています。
プロならば「体力あってあたりまえ。」と言えてしまうのですが
アマで、しかもシニアですと、
「病弱な人でも、演劇ができる、演劇で元気になれる」そういう劇団にしなければ・・・
なんていう思いがわいてしまうため
文字どおり、二進も三進もです。

今日も、いっぱい怒って、いっぱい笑っての6時間稽古。
終わると私の頭皮から、白髪が2~3本飛び出します。
介助職の夫と「どっちが大変かねえ・・・」なんて話をしながらの散歩で
なんとか、明日の稽古に向けた心の準備をします。

これが、10周年記念公演です。
あと1か月の稽古、気持ちを引き締めてまいります!
61歳から79歳の、体当たり演技を、どうぞ観にいらしてください。
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Trackback(0) Comments(0) by 鯨エマ|2016-04-03 00:12

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