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[鯨エマの海千山千] 記事数:1742

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元旦の風景

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あけましておめでとうございます。
今年も、流されず、まかれず、怠らず、
しかし同時に、観ること、聞くこと、知ることに貪欲に
生きてゆきたいと思います。
共に地上で生きるみなさま、よろしくお願いいたします。

さて、今日は元旦で、昨年31日と新年2日の労働の間、
たった一日、つかの間の休日なので、
(毎年年末年始は福祉業界の勤務が多忙を極めます)
渋谷まで、気になっていた映画「おやすみなさいを言いたくて」を観に行きました。

主演はジュリエト・ビノジュ。
報道カメラマンとして生きる彼女が、
家族関係と、仕事の狭間で悩みながら、
真実を伝えることに苦しむ心もようを
リアルに描いた作品でした。
身につまされるところもあり・・・、
先日、福島さんの写真展を見たときにも感じたことですが
写真という表現の場で生きることは、
同時に自分に納得のいく生き方を迫られるわけで、
そこは、演劇という現場に生きる私にも
少なからず感じるところの多い作品でした。
(この映画を進めてくださったK女史に感謝。)

映画館が渋谷だったので、帰りに宮下公園によりました。
渋谷区が、正月直前にバリケードを張り
ホームレスを締め出した、あの公園です。
公園という言葉の意味を、分からなくさせるような光景がありました。
支援者が、炊き出し準備をしていますが、
道行く人が足を止めることもなく
役人たちは正月休みを満喫していることでしょう。
こうして、元旦の1日は過ぎてゆきます。
ホームレスに対する考え方は、様々あれど
いま、すぐ隣で困っている人に対して、
手を差し伸べようという気持ちすら起きない区役所には
疑問符を投げかけずにいられません。
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都会に住む私たちの目には、ホームレスの存在は、
当たり前になりすぎて、気にも留めないという人が殆どではないでしょうか。
でも、正月だからこそ、考えたいことは
今の幸せ・・・例えばあたたかい部屋で、お節料理を食べられることや
家族でそろって新年を迎えられること、
たくさんの年賀状を書く余裕があること、などは
偶然にすぎないということではないでしょうか。
約4年前の3.11で、私たち東京の人間は
自分たちの便利な生活が、誰かの犠牲の上に成り立っていることを、
初めて知ったわけです。
そこから、目をそむけてはいけないと思うのです。
そして、幸福な瞬間を知る人こそ、
他人を幸福にする術を知っていると思います。

今日観た映画のラストシーンでは
主演のカメラマンが、目の前で起きる悲劇に
耐え切れずにカメラを外してしまって、終わります。
たとえ、職業と言えど
目を背けたくなる場面がありすぎる現代社会。
でも、目をそむけずに、しっかりと進んでゆこうと思います。

みなさま、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

Trackback(0) Comments(0) by 鯨エマ|2015-01-01 20:08

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