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[鯨エマの海千山千] 記事数:1742

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続ける人たち

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ことを始めるのは、意外と簡単です。
劇団でも、旗揚げ公演はたくさんあります。

でも、続けるのってまた違うエネルギーがいるもの。
継続している人こそ、
ほんとうに、そのことについて、情熱を持っているのだと
いろいろな状況で思います。
そのひとつ、首相官邸前のデモもそうです。

私が初めて参加したときは、もう芋を洗うような状態で
押しつぶされて死ぬんじゃないかと思うくらい
大盛り上がりでした。
車道にまでどんどんハミ出し、テレビのコメンテイターが
「60年安保の時以来・・・」といったくらい。

現在、そこからはだいぶ人数もすくなくなりました。
昨日は数百人程度でしょうか・・・
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それでも、結構な人数の警官と、柵は変わらないのですが、
頑張って続けている人たちの表情には
蔭り、曇りはありません。
むしろ、9月14日をもって、再び、稼働原発ゼロになったことを喜び
あたらしいプラカードを持って、生き生きと参加している面々が目立ちました。
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初老の女性が、水をもって、廻っていました。
叫び続けて声が枯れそうな人に水をふるまっているのです。
国会議事堂前駅の入り口がならぶ坂道の下のほうでは
3人の女性が、先頭に負けない勢いで太鼓をたたいていました。
先頭は、もちろん、いつもの女性です。
みな、彼女の頑張りに、励まされ、今日もここにたっているんだ、という感じがしました。

国民の声、被災者の叫びなど、全く無視して進められる政治、
多くの人が、「どうぜ、かわらない」とあきらめる中
こうして通いつづけるひとたちは、
同じ志のもと、お互いに励まし合って、立って声を出しています。
のどがかれて、声が出なくなってしまった人も思いは同じです。
続けてきた人に共通するシンパシイのようなもの・・・・
「継続は力なり」とはよく言ったものです。

つい最近、ある人から、
「私は仲間ってわからない、仲間ってなんですか」と言われました。
裏切られたり、傷ついた経験に、押しつぶされそうになったとき、
こういう気持ちになったのでしょう。
基本的に、人間はみんなひとりだと、私は思います。
でも、政治に裏切られ続けている私たちが
こうしてあきらめずに、努力したとき、
感じられる「仲間」「絆」もあります。
ほんとうに、人を幸せにする力というのは
努力に裏付けされたものなのではないかと
痛感した、金曜日の夜でした。
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追記
・・・んなこといいながら、私は時間と体力の都合で
この日は写真を撮りまくっただけで帰宅したことを白状します。
来週はがんばりたい。

~本日のありがとう~
大事な日にお天気に恵まれた。
よかった、神様ありがとね。

Trackback(0) Comments(0) by 鯨エマ|2013-09-21 08:08

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