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[鯨エマの海千山千] 記事数:1742

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交流

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今回の福島原発の影響について勉強がしたくて、
ある上映会に行った。
この監督さんの作品は、
昨年私が以前戦争映画特集の上映会をしたときにも、
使わせていただき、たぶんそのときの記録が残っていたのだろう
お葉書で、最新映像作品のお知らせをいただいた。
福島原発と、そこから逃れたある家族の話で

自分だけ逃れる罪悪感にくるしみながら、
沖縄に非難し、地元の人にささえられ、
そこで沖縄の抱える問題に直面する・・・・といった内容。
上映後に質疑応答の時間があり、
それもすぐにおわったので、
「感想でも何でもいいです」といわれた。

ある男性は、「上映会で90分は長すぎる」といった方がいて、
私もそれは感じたけれど
90分が長いんじゃなくて、90分を長く感じさせてしまったのが
まずかったんじゃないかなと思った。
それから、ほとんどテレビや新聞で見た内容ばかりだったので、
ドキュメンタリーにしてはツッコミが足りないんじゃないか、
と感想をいった。

それを聞いた女性たちが、
「長すぎるとはなにごとだ」
「そんなこというなら自分でつくってみろ」
と、いうので、びっくりした。
ちなみに彼女たちは大変感動して賛同していらっしゃった。

戦争や、社会問題などを扱った映画は
映画としての評価がしにくくて困ることがある。
感想も自由にいえないような雰囲気になる。
私は会場を出るまで、にらまれていた。

作品は、このように、上映会にすることで、
その場で一緒に見た人と、意見交換したり
世界を広げることができるのだが
反対意見の人を排除するようでは
どうにもならない。
子供の頃のように、喧嘩してもすぐに仲良くなったり、
意見が違っても、遊ぶときは一緒になる、
という具合に、大人の世界ではいかないのかもしれないが
こうして、現代人は、老若男女とわず、
交流ができなくなっているのだなと痛感する。

自分と違う意見の人ほど貴重な存在はいないのに
勿体なく、恐ろしいことだと思う。
いろいろな人がいる。
この体験も、またいつか、芝居のネタに使わせていただきたいと思う。

~本日のありがとう~
制作のMさん、素早い対応、ありがとうございます。

Trackback(0) Comments(3) by 鯨エマ|2011-07-17 11:11

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