ご利用規約プライバシーポリシー運営会社お問い合わせサイトマップRSS

[鯨エマの海千山千] 記事数:1742

< 次の記事 | 前の記事 >

オバサマとシャンソン

このエントリーをはてなブックマークに追加

演劇などよりも、もっともっと高齢者に人気のあるもの
それが、俳句とシャンソン。

今日はサイパンでご一緒したロサさんのシャンソンライブで赤坂へ。
昼間だが、夜の雰囲気の店内で
節電が夢だったかのような冷房がんがんの中
私が到着したときはすでに、ほぼ満席だったのだが
みごとに熟年層のオバサマたちに埋め尽くされていた。

俳句も歌も、人生のウマミが出てからのほうが表現がゆたかになると
信じている方が多いからだろうか・・・
とにかく、客席は「お江戸でござる」のようなトーン。

開演すると、ゴージャスなドレスの歌い手さんたち(アマチュアですが)
が、ずらりと5名、そして男性がひとり、でていらっしゃった。

ロサさんは、サイパンで激戦を体験した記憶のある方なので、
もう70代後半のはずだが
派手なドレスをしっかりと着こなし、
髪の毛も、きれいに結い上げ
まさに「晴れ舞台」といったかんじ。
客席からは応援の声が飛んだ。

若干音が外れたりするのだが
そういうことはどうでもよくて
彼らがここまで、どれほどの練習を重ねてきたかを考えると
心から応援したい気持ちになるのだった。
歌詞は人生を語ったものばかりで
ちょいと若者が挑戦しにくそうなものばかりだが
彼らは堂々としたものだった。
もちろん、最初はそんなではなかっただろうし、
いまも緊張はしているだろう。

一方客席。
「うまいねえ。」
「よくうたえるねえ。」
「ま、あんたじゃないから。ガハハ。」
「淡々としているっていいねえ。」
「あれ?何この水。」
(上にエアコンがあるのを見つける)
「やだ、水が漏れてるよ」
「ちょっとつめて」
「なになに?」
「水が漏れてるの。」
「ちょっと(歌)終わるよ。ブラボーっていってよ」
「何て?」
「ブラボー」
「だれが」
「あんただよ」
「え?あたしが?やだ、自分で言ってよ」
「早く!」
「やだやだ」
「あーもう!ブラボー!!!」
「すごいすごい!!ブラボー!!!」

・・・・って、も少し静かに見られんのかいなぁ、おばちゃんたちよぉ!

今回の発見は、男性のシャンソン歌手の方が非常にステキだったこと。
いままで、男性がシャンソンを歌う姿は
気持ち悪く感じていた。(ごめんなさい!!)
ゆるゆるっとした声の出し方に
背中ムズムズしてしまうのだ。
しかし、今日の男性は、
地声でそのまましゃべるように歌っていらっしゃって、
なかなかステキだった。

ロサさん、これからもがんばってくださいね。
楽しみにしています。

~本日のありがとう~
背中の一押し、ありがとう。
Mちゃん、わたし、がんばるわ!

Trackback(0) Comments(1) by 鯨エマ|2011-07-10 00:12

[鯨エマの海千山千] 記事数:1742

< 次の記事 | 前の記事 >

ゆたりブログ



「ゆたり」は時の広告社の登録商標です。
(登録第5290824号)