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[鯨エマの海千山千] 記事数:1742

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写真

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かんじゅく座公演のための写真をとりに、
稽古のあと、新宿の居酒屋「楽屋」さんへ。

数日前、デザインをしてくれるBONちゃんと話をしていて、急遽
「あそこで撮ろう!」というはなしになった。
このお店は、昼間にランチをやっているのだが、
たずねていった日は、ランチメニューがラーメンのみ。
選ぶ隙を与えない、強気なマスター!!

さて、なんで「楽屋」?
ここのママさんのお父さまが演劇関係者だったそうな。
私が芝居をやっていると話すと
コーヒーやオレンジまで出してくれて
さらに、荷物が多かった私はひとつ、忘れ物をしてしまったのだが
次の日にとりに行くと、茶葉を一袋下さった。

こんなにしていただきながら、
今日は図々しく、休店日にもかかわらずお店を借りて撮影をしたのだ。

あまり写真撮影に慣れていらっしゃらない
かんじゅく座メンバーのみなさまも、
ビール瓶やグラスの小道具に
少々役者気分に浸っていただけただろうか・・・

私たちは常日頃から写真を撮る機会が多い。
携帯で写真を取れるようになったのは、
また、デジカメを普通に持ち歩く時代になったのは
どんな思いがあるからなのか?
私は昔プライベートの写真がとても嫌いだった。
自分の顔が嫌だったということもあるが、
思い出が残ることが嫌でたまらなかった。

しかし最近は、チャンスがあるなら、残しておいてもいいかなと思うようになった。
この変化は大きい。
被写体になるのを避けていた頃は、やはりどこかで自分を認めたくない、
そして、生きることに対しても積極的ではなかったかもしれない。

いま、その反対をいっているわけではないけれど、
現実の自分を多少は客観的に考えられるのかもしれない。
これが、子供でもいればまた写真撮影の目的はちがうんだろうが・・・
かつて、父はよく私と姉の写真を撮っていた。
あの大量の写真を
ある事件をきっかけに殆ど処分してしまった。
あの写真が今手元にあったら、なにか違う感情が出てきただろうか。
写真を残す・・・・自分の生活の一部分を切って残す、
「今」に対する美しい未練のような気がする。

さて、小一時間で居酒屋撮影はおわり、
皆さんは宴会へと突入した。
幸い、こういう席を仕切ってくれるメンバーがいるので、
盛り上げ役に不向きな私としては大変助かる。
さすがに、1時間居酒屋にすわっていると、
皆さんの表情もほぐれてきた。
おいしい酒が呑めるといいですね・・・・
私は夜勤にいくべく、早々に退散です。グッドラック!!

~本日のありがとう~
体調が悪いのに、写真を撮りに来てくれたボビー、
宣伝美術のBONちゃん
ありがとう!!!

by 鯨エマ|2009-03-21 09:09

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