この時期、つまり年度末になると、
以前作ったドキュメンタリー映画のDVDの発注が
チラホラとある。
帰宅すると日本図書館協会や地方の学校から
注文のFAXが来てりいるのはなんとなくうれしい。
多分、年度末にあまった予算を調整するべく、
ネットなどを見て買いに来てくださるのだろう。
ネタ的には戦争がらみの映画で
上映も販売も、どうしても夏に偏りがちだが
そういうネタだからこそ、
冬に関心を持っていただけるのはうれしい。
なにかに関心を持つのは、
たいてい「遅すぎる」ことがおおいなあと感じる昨今。
たとえば、目下話題の食品問題にしても、
誰かが被害にあっってから、ようやく問題視される。
そして、忘れ去られるのも早い。
貴重な戦争体験をきいても、
かなしいかな夏を過ぎると私たちの心から消えてしまう。
今日は、那覇と、いわき市の図書館にDVDを送る。
ぜひ、冬にも見てね、と思いながら
手書きのお手紙を添えて封をした。
駄作といわれてるが、こうやって、私の変わりに
DVDがメッセージを伝えてくれている。
いつか手持ちでお届けできるようになりたいな。
by 鯨エマ|2008-02-23 11:11
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