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[ほんのきもちです] 記事数:479

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クレソン

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わっっっっっさり食べたいよ〜、旬のクレソンが。
ワタシがそう言っても何も起こらなかったのに、◯えがひとことおばさんに同じことを漏らしたら、即おじさんが採ってきてくれた。差別だ。

日立の山奥の清水に自生している瑞々しいクレソン。写真だとあまりたくさんに見えないけど、クレソンの入ってるお鍋の直径は40センチ近くある大鍋で、みっちり詰めて立ててあって結構な量だ。

きれいに洗ったクレソン、ひげ根はわざと残したままざるに立てて並べ、5センチほど水を張った鍋にざるごと浸している。水を取り替えつつ涼しくて通気の良いところに置けば、この方法だと丸二日は瑞々しいクレソンを楽しむことができる。
1本とって、何も付けずにそのままぱくり。ほろ苦くてちょっぴり辛くて、クセのある風味がたまらな〜い。口の中いっぱいに春らしい香りが広がります。

朝届いたばかりのクレソンをお昼ご飯にさっそくいただく。
ケチャップをきかせたポークソテーの付け合わせにしたのだが、付け合わせと呼ぶには恥ずかしいほどもりもり山盛り。ソテーのソースやゴマだれにちょんとつけてわしわしといただく。あー幸せ!

残ったクレソンはざっくりとひげ根を取ってから茹でる。茹でるというよりも熱湯にくぐらす、くらいで充分ね。すぐに冷水にさらしてざるに上げ、あらかた水気が切れたら一度に食べる量をペーパータオルでくるみ、保存袋に入れて冷蔵庫へ。これで明日も美味しいクレソンのお浸しがすぐに食べられるわ。あー幸せ。

でも、その後急激に気温が上がってきて、ここ数日は水戸でも初夏のような日が続いている。多分これがもうこの春最後のクレソンになってしまったかも。気温が高くなるとすぐ虫がついてしまうんですって。いつも気温も水温も低いときにたくさん採ってきてくれるおじさん、ありがとう!
「新鮮なうちに」と、朝一で日立から水戸まで届けてくれたおばさんにも感謝。鮮度保持のアイデアもグー!

                  *

海の幸山の幸を自分の手で採ってきて食べるというのはとても贅沢だし素敵なことだけれど、素材を食材に加工するのは、ものによってはけっこう手間だ。
例えばわらびは藁を燃やした灰で灰汁抜きしたり、タケノコはたくさんあると下処理もたいへんだし、大鍋で何度にも分けて茹でなくてはならない。釣ってきた魚も小さいのがたくさんだと、かなり厄介だ。

この、手間を惜しまず食べ物と向き合う、というのが苦じゃなくできる人と苦になる人がいるわけで、ワタシなんかは断然後者な訳です。とあるタレントの奥様が、離婚理由の一つに地方から届く食材の処理にうんざりって言ってたときは、贅沢だと思う反面、少しわかる気もした。

でも、この手間を掛けるか掛けないかで、食に対する意識ってきっとずいぶん違うのだと思う。知識的なことだけでなく、もっと根本的な、自然の摂理とは、ってレベルに関わってくるんだと思う。
現代の日本人、「採ったどー!」から「いただきま〜す」まで、一貫して食と関わる経験がもっとあってもいいのかもしれんわね。そしたら農耕民族だったころの忍耐強さを少しは取り戻すかも、なんて思ったり。

そして何よりもこうした地道な手間を惜しまない人は、情が深いのだと思う。美味しいものを食べさせてあげたい、その一心で食材と向き合う。
手間ひまかけた食べ物は、愛のカタチそのものね。



             深い、深いよ、クレソン。



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Trackback(0) Comments(8) by Yamepi|2009-04-11 15:03

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