「ほんの少し勇気があれば、60歳はまだこれから!」
     そんなキャッチフレーズに大変勇気づけられる。
     鯨エマ監督作品のドキュメンタリー映画、
     「つぶより花舞台」の試写会がおこわれる。
     入団資格60歳以上の熟年男女によるアマチュア劇団
     「かんじゅく座」の旗揚げから初舞台までの
     紆余曲折を追いかけたドキュメンタリー映画だ。
     本上映は、来春1月中旬以降に東京と大阪で公開予定だが、
     ひと足先にご覧になりたい方は、ぜひ足を運んでいただきたい。

     シニア劇団「かんじゅく座」は、
     ゆたりブロガーの鯨エマさんが主宰する劇団。
     僕も一度だけ公演を観に行ったことがあるが、
     還暦を迎えたシニア世代から、
     感動と元気をいただいたことは記憶に新しい。
     誰もが平等に歳をとり、
     うまく生き抜けば還暦を迎えることができる。
     しかし、僕の父や祖父のように
     59歳で亡くなったことを考えると、
     自分の寿命が60歳までもつのだろうかと
     不安になることもある・・・。
     もしも、父や祖父と同様に59歳が寿命だとすると、
     僕は残すところ僅か10年程の命ということになる。
     10年で何ができるのだろう?と考えると
     あれもしたい、これもしたいと欲張りになる・・・。
     そんな、半端者の僕をあざ笑うかのように、
     「かんじゅく座」の座員の方たちは、
     60歳過ぎてはじめて演劇に目覚めいきいきしとているのだ。
     台詞を憶えることも、ダンスや歌を表現することも
     大変だろうと思うし、それをまとめるエマさんも
     いろいろなご苦労があるのだろうと思う。
     しかし、「かんじゅく座」の方たちは、
     実に楽しそうに舞台を走り、大きな声で役を演じるのだ。
     熱演するその肉体から流れ出る汗には、
     年齢を超越した力強いエネルギーを感じることができる。
     ◎子どものころの夢にチャレンジしたい
     ◎認知症予防のために・・・
     ◎何か夢中になれることを探したい
     いろいろな動機をもった座員の方たちは、
     まるで、部活に燃える中高生のように若々しい。
     「・・・の手習い」などという言葉があるが、
     何かを始めるのに年齢は関係ないのだという証明であり、
     これからのシニア世代の良い生き方モデルになると思う。
     そして、最近特に感じることは、
     良い歳のとりかたとは、人をピュアに返してくれる
     ことではないかと思うようになった。
     母親の参加している老人会もしかり、
     まるで、子どものように毎日を楽しんでいる・・・。
     還暦はまだまだ先だが、
     ピュアに生きていれば、楽しみはまだまだ続くということだ。
     ゆたり日和 http://www.yutari.jp/Guest/ema/
Trackback(0) Comments(2) by Yasumine|2008-10-27 17:05
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