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明治白浪「法界坊幻八」(小説)

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明治白浪「法界坊幻八」(小説)
富士 第2巻第5號(雑誌)
寺島柾史 著

世界社 発行
昭和24年5月1日(1949)初版

※写真は昭和24年5月1日初版/¥70(定価)
●購入先/文生堂書店(東京都目黒区) 代金¥3,210(送料・税込)
●A4判・並製本(表紙カラー/志村立美画)・本文158頁(128〜137頁が寺島柾史作)
●神保世朋による挿絵(4点)

所蔵確認/プランゲコレクション(稀少)



講談社の前身だった大日本雄辯會講談社は、大正14年(1925)に創刊し好評だった「キング」と昭和3年(1928)に創刊した「富士」を、昭和17年(1942)に合併一本化した。しかし、昭和18年3月(1943)から昭和20年12月(1945)の間は、再び「富士」と改題する。戦後、昭和21年1月(1946)改めて「キング」となり、文字通り日本で始めて100万部突破の大衆誌の王様になる。そんな複雑な運命を辿った「富士」は、昭和23年(1948)に世界社から創刊されることになる。世界社は、講談社から分かれた同社の名編集長だった萱原宏一(かやはらこういち)氏が社長であり、江戸川乱歩や吉川英治、竹田敏彦、山岡荘八、北條誠などの作家に原稿を依頼していた。九州の小倉に住んでいた無名時代の松本清張へ、初めて原稿を依頼したのも萱原氏だったらしい。世界社の「富士」もまた、大衆雑誌の大横綱といわれるようになる。大衆雑誌は時代を映しだす鏡のように奥が深いものがあり、乱歩と並んで柾史が連載されていることも名誉なことである。






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» Tags:昭和24年, 富士, 雑誌, 世界社,

Trackback(0) Comments(0) by Yasumine|2009-01-28 21:09

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