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[食べるプロ] 記事数:210

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丸々と

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太った鶏を一羽…

ふっふっふっ…

なんだか昔話みたいな書き出しになってしまいました。

しかも、勧善懲悪のお決まりの流れでも書きそうになりました。いけない、いけない。

クリスマスの料理メニューは、当日決めたぐらい無計画だったのですが、唯一これだけはと心に決めていたのは、自分で鶏を丸まるっとローストすること。

いつかは自分で作りたいと思いながら、年月は経ち、それは今年やらずしていつやるのだと、自然な流れでローストチキンを作るに至りました。

私だけではないと思うのですが、今年は例年になく悩み多き一年でした。

しかも、過去の経験では解決しにくい悩みばかり。一度悩むと、とことんふかーく考えてしまい、自分で自分を追い詰める、よろしくない性格の私。

後ろ向きなことも多かったので、イベントごとぐらいは、どーんと派手にいこうではないかと。(たいしたお金は使っていませんが、最近の口癖は「経済を回さないと」です。)

一羽丸っと買うことなんぞ、なかなかないので、敢えて大きめのものを選びました。

一度はらをくくってしまうと、生の状態を凝視しようとも、どうってことありません。

せっかく我が家にやってきてくれたのですから、おいしく食べることが最大の礼儀です。

外側、中側の皮にはにんにくをこすりつけて、塩・こしょうをがりがりとすり込みます。

中には、あらかじめ焼いておいたじゃがいも、セロリ、マッシュルーム、そしてにんにくを詰めて、中身が飛び出さないように竹ぐしを刺してオーブンでじっくり焼くだけです。

見た目の豪快さとは裏腹に、作業は至ってシンプルで、わずわらしい作業はないのが意外です。

においにつられてか、息子がしゃがんで、じーっとじーっとオーブンの中を覗いていました。

途中、落ちてきた鶏の脂を表面にかけながら、皮をパリパリに仕上げます。

手前味噌ながら、これはうまい! です。おいしいではなく、うまい。普段は鶏の皮は避けてしまうのですが、自分で焼いたという背景含め、あまりにもパリッパリに焼けて嬉しくなってしまい、今回ばかりは皮ごと豪快に食べました。

唯一残念だったのは、喜ぶと思っていた息子の食い付きが思いのほかよろしくなく、おまけのじゃがいもばかり食べていたこと。

男子だからといって、みんながみんなお肉を喜ぶというわけではないのですね。

食べ終えて満足した後に、ふっとわいた疑問。

最初の一刀は夫が入れたのですが、その後に豪快に鶏肉を切り分けたのは、私。この手の作業は、男の仕事のような気がするのですが、ここは疑問に思ってはいけないのですね。

ゆたりブログに記事をアップするのは、年内はおそらくこれが最後。

まだ2011年も少し残っていますが、来年もどうぞよろしくお願いいたします。

どうぞよい年をお迎えください。

Trackback(0) Comments(5) by 安島夏|2011-12-26 13:01

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