あまりの美しさにびっくりした。
いままで、病院の建物を見たときに、
「どんな人が設計したのだろう」と、
考えることはなかったが
今日見舞いに行ったF病院の外観、そして内装、
あらゆる設備の気配りには
ちょっとびっくりした。
入口からして、まるでホテルだ。
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Trackback(0) Comments(3) by 鯨エマ|2010-05-12 01:01
けが人を出すことなく、千秋楽の幕をおろし、
いま、わが家は戻ってきた小道具やら衣裳やら
工具やら文房具やらで、玄関がとんでもないことになっている。
なかなか出来なかった衣替えを
この片付けと同時に済ませてしまおうと思う。
2本立て、39人出演という
小劇場とは思えない大所帯の公演も、
いつもと同じように、私の心にわびしさを残して過ぎ去ってしまった。
祭の後は、いつも心の隙間に風が吹く。
今回は、なによりも、セットを壊すときが一番悲しかった。
壊さないわけにはいかないのだが
家の話だっただけに、自分の家が、時間という波に
押しつぶされるかのようだった。
でも、その時間こそ、自分を前へ押し進めてくれるのだと信じたい。

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Trackback(0) Comments(2) by 鯨エマ|2010-05-10 23:11
かんじゅく座公演後半戦!
いよいよ「方舟は、飛沫をあげて」が、初日を迎えた。
昨日、一昨日と、仕込みに尽力してくれた
舞台監督のH女史と、助手だけどベテランのF氏は
今朝までわたしのわがままに合わせて修正してくださった。
稽古場で頭に描いていた通りのことが、
劇場で、うまくできないことが
昨日になって判明したのだ。
スタッフの尽力を思うと
「これ、やめる。」とはなかなかいいにくいのだが
ここは苦渋の決断。
最終的にお客様が楽しんでくださることを目指して
最後の演出をひとつ修正した。
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Trackback(0) Comments(1) by 鯨エマ|2010-05-07 21:09
2日間の「さくら2010」が幕を下ろした。
本当にステキな20人と、ここまで旅を続けてこられて
ほんとうに、楽しかった。
途中の波乱が、なんだか嘘のような
清清しい千秋楽を迎えることが出来た。
「初演より面白かった」という、
お客様やスタッフの感想には、
初演も演出している立場から言うと
「・・・」なのだが
でも、今年の20人のメンバーならではの
舞台が創れたのではないかと思う。
内容としては、先生の役を加えたり
ミッションスクールという設定にしたことで、
女学生たちの対峙するものが、大きくなって
それが役と役者の気持ちを高め、
乗り越えたときの感動を大きくしたのかもしれない。
山は高いほどに、昇り詰めたときの景色は素晴らしい。

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Trackback(0) Comments(2) by 鯨エマ|2010-05-06 02:02
5ヶ月間の稽古を経て、「さくら2010」が幕を開けた。
19人の我が子を、舞台に送り出し、
客席の一番後ろで、手に汗握るような気分だった。
この5ヶ月の間にはほんとうにいろいろなことがあった。
再演というのは、ある意味、新作よりも難しいかもしれない。
出演者の人数を調整しながら書き直したことで
ふくらんだもの、失われたもの、
初演にこだわらずに、あたらしいメンバーで取り組むのは
新鮮だけど、恐ろしいこともあった。
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Trackback(0) Comments(2) by 鯨エマ|2010-05-05 04:04

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