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[ゆたりストに学ぼう] 記事数:52

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健康食としてのチーズに
真摯に向き合う
チーズアドバイザー

ラプラージュ
[鹿嶋市宮津台199-86]

Yutarist
垣内由美子さん

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家族への深い愛が癒しと安らぎの空間を生む

 サッカーと臨海工場群と鹿島神宮というイメージが定着している鹿嶋市に2001年にオープンさせたチーズを素材にした料理とお菓子を提供する可愛いお店「ラプラージュ」。オーナーの垣内さんは、水戸や東京の料理学校で調理を勉強。東京では江上料理学院長の江上栄子氏のアシスタントなどを務め、チーズに対する知識を研鑽。その後、チーズ専門店の「フェルミエ」で、さらに深くチーズにかかわることになりました。

 チーズアドバイザーの資格やフードコーディネーターという経験をフルに活かし、「チーズの選び方、買い方、食べ方を知らない人が多く、この健康食を多くの人に知ってもらいたい」と、出身地でもある鹿嶋市に家を建てる際に、思い切って念願だった店舗を併設しました。南欧風の雰囲気に包まれた店舗の外観は、鹿嶋市の海辺の明るさにマッチしています。昼下がりの午後に、穏やかな時間を過ごせる空間として、周囲の人たちの密やかな人気スポットとなっています。
 お店の穏やかな空気感を作り出しているのは、常にチーズという食材に真摯に向きあっている垣内さんの料理の温和な味ばかりではないようです。お子さんの出産の際には、思い切って店を閉じ、休業を決断。3歳になって、保育園通いをする現在も、店はお子さんの時間に合わせて平日だけ、夜は予約だけという営業時間を設定しています。週末は、都内で金帰月来という生活を送るご主人とお子さんのために過ごします。あくまで家庭中心のその姿勢が、癒しや安らぎを求めて来る人たちを惹き付けているようです。
 自らの料理教室では子どもを連れて来てもOKという「ママクラス」などを開設。食育の大切さを説くなかで、カルシウムをふんだんに吸収できるチーズの魅力も伝え、日本人のイメージに定着している「チーズはお酒のつまみ」の意識改革にも一役買っています。
 お店のなかには、福岡在住の陶芸家・吉武和美氏の作品をはじめ、インテリア小物など、垣内さんが趣味で集めたものが、さりげなく置かれています。「自分の好きなものに囲まれていると、楽しい時間が過ごせるのです」と、お気に入りの物のなかに身を置く心地良さを味わっているようです。
 垣内さんは「茨城はいい素材がたくさんあります。なるべく地元の食材を使っていきたい」と言います。時代の変節に合わせて姿を変えていく鹿嶋の街に、チーズと野菜の醸し出す、自然で安心できる料理を提供し続ける「ラプラージュ」。鹿島灘に接する海辺の匂いを感じるお店を訪れると、人懐っこいトイプードルと垣内さんの心のこもったおもてなしのチーズ料理が、貴方を優しく迎えてくれることでしょう。


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