魔法の手帖

ゆたりやの亭主　晴耕雨音〜人生後半の旅の途中

BLOG by Yasumine

[ゆたりやの亭主] 記事数：256

　　　　　起業して17年目を迎えようとしている。
　　　　　会社を始めてから毎年欠かさず購入する手帖も今回で17冊目。
　　　　　昨年は、購入するのが遅かったため、
　　　　　いつもの手帖を入手することができなかった。
　　　　　だから今年は早めに購入することに・・・。
　　　　　しかし、いつもの博文館新社発行の「Desk Planner」ではなく
　　　　　心機一転、Hartley & Marks Asiana 発行の手帖を衝動買い・・・。

　　　　　昨年の秋頃から予想はしていたが・・・
　　　　　今年は売上の落ち込みや人材の流失が現実となった。
　　　　　決して悪い話しばかりではなかったのだが、
　　　　　僕の手帖は、情勢を反映した乱れを感じる内容になってしまった。
　　　　　白紙のページが多くなってしまったこと・・・。
　　　　　以前にもそんな年があったと記憶している。

　　　　　僕は夢や計画を必ず文字や絵にする。
　　　　　手帖にはその夢や計画がビッシリ埋め尽くされているのだ。
　　　　　そして、描いたことは概ね実現できるから不思議だ・・・。
　　　　　もっとも、そんなだいそれたことを計画したりはしない。
　　　　　根拠のあるささやかな計画なのだ。

　　　　　まず、こうなったらいいのになぁ・・・と、文字や文章で表してみる。
　　　　　そして、その方法や結果を絵や図で描いてみる。
　　　　　計画がまとまったら、その夢をいろいろな人に話してみる。
　　　　　そうすると、いろいろな人の意見が聞けたり協力してくれたりする。
　　　　　こうなってくると実現するまでにそう時間はかからない。
　　　　　これはデザインの制作プロセスにも少し似ているかな。

　　　　　もちろん、仕事のことだけではない、
　　　　　例えば、旅行にでかける時も、家を建てるときも、
　　　　　持参するカバンの中身もひとつひとつ絵に描いてみたり、
　　　　　建物の間取りや生活導線、何をどこへどのように収納するか・・・
　　　　　平面図や購入する家具やもろもろの計画を描いてみる。
　　　　　不備もなく万全の状態を実現することができる。
　　　　　現在は、自分の人生の7年先までは描いているが、
　　　　　あくまで計画なので、毎年の軌道修正も必要なのだろう・・・。

　　　　　僕の生活はそんな小さな魔法の手帖からはじまるわけだ。

　　　　　この手帖、何ともアンティークで豪華。
　　　　　普段の手帖の2倍のお値段だけのことはある。
　　　　　一頁毎に一日を時間刻みにスケジュール管理できるし、
　　　　　計画やメモも付け加えられるのが嬉しい。
　　　　　何年か経ってこの手帖が並んだときは壮観だろうなと思った。
　　　　　何よりも気分をリセットして来年も頑張ろう！（早すぎるか？）
　　　　　という気持ちにさせてくれるのが新しい手帖なのだ。