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史話 故寺島みつ子夫人 追悼號

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史話 故寺島みつ子夫人 追悼號
史話會など56人による寄稿  編集発行人/野瀬市郎 

木人社 発行
昭和16年5月10日(1941) 史話會機関紙 第4巻 第4号 

※写真は星昇氏(みつ子夫人の兄星廣氏のご子息)の所に一冊残った貴重本
●不定期発行(非売品)
●B5判・本文22頁。

所蔵確認/星昇氏(釧路市在住)所蔵



柾史の妻寺島みつ子は筆者の祖母であり、旧姓は星みつと言う。みつの父星善太郎は会津若松の出身で、兄星廣は根室拓殖鉄道の歯舞駅長を勤めていたらしい。みつは柾史と結婚後二男二女の子供をもうけるが、南会津東山温泉へ旅行中、長女の久美が急死している。この冊子は、さいたま市在住の叔母有路美奈子氏(柾史の次女)から贈られたもので、みつの人柄や柾史の交友関係を知る上で大変貴重な資料と言える。史話會が不定期で発行していた機関紙を「故寺島みつ子夫人追悼号」とし、柾史の友人や関係者が亡きみつを偲び、多くの寄稿文を書いた。主な寄稿家は、西部健而(満州新聞東京支社長)、藤井眞澄(劇作家)、清水桂一(泉書房主)、唐澤廣一(國の華編集長)、青山義雄(画家)、萱原宏一(講談倶楽部編集局)、高桑義生(日活京都脚本部長)、黒澤洞(日本公論社主)、浅井謙吾(理想編集局)、森田善三郎(写真家)、沛亭外史(史学者)、有坂勝久(理科教育会主幹)他、五十六名の作家や画家、学者などが名を連ねる。文面からは、良妻賢母、温良貞淑、春風駘蕩たる夫人と慕われたみつの姿が想像できる。西部健而氏の回想録の一節で、みつは西部氏にこんな相談をしている。『寺島に家を建てるやう貴方からすすめて欲しい、幸ひ兄が材木屋だし、家が出来れば私が下宿人を置いて、寺島には文筆生活を専念させることが出来ますし…』。



           ↑若かりし頃の寺島みつ子夫人

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» Tags:昭和16年, 史話會機関紙, 史話, 史話會, 寺島みつ子, 追悼號,

Trackback(0) Comments(2) by Yasumine|2009-12-06 14:02

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