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「わが胸のうちにこそ─島崎藤村初戀物語─」(実話小説)

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「わが胸のうちにこそ─島崎藤村初戀物語─」(実話小説)
ロマンス 第4巻第4號(雑誌)
寺島柾史 著

ロマンス社 発行
昭和24年4月1日(1949)初版

※写真は昭和24年4月1日初版/¥65(定価)
●購入先/立山古書店(埼玉県川口市) 代金¥1,710(送料・税込)
●B5判・並製本(表紙カラー/伊藤龍雄画)・本文104頁(22〜24+45頁が寺島柾史作)
●加藤敏郎による挿絵(1点)

所蔵確認/プランゲコレクション(稀少)



娯楽雑誌「ロマンス」の生みの親である「式場隆三郎」は、市川式場病院の創設者で精神科医である。また、子供のころから文学に傾倒し、「白樺派」の武者小路実篤、柳宗悦、志賀直哉らに師事。ベストセラーを含め多くの著作がある。美術や建築にも深い感心を持ち多岐にわたり尽力したらしい。昭和21年(1946)日刊東京タイムズを創刊。戦後の出版ブームの先駆けとなるロマンス社を設立し、「ロマンス」を始め「婦人世界」「映画スター」などの月刊雑誌を発刊する。本誌で柾史は、「わが胸のうちにこそ/島崎藤村初戀物語」を寄稿している。前頁で紹介した作品と同様、北東日本厚生協会(札幌)発行の「健民」では、「文人の面影/私の文学修業手帳から」と題して、石川啄木の他に、幸田露伴、島崎藤村、中山介山などが確認されている。この頃柾史は、自ら作品に改題や編集を加え東京の出版社へ寄稿することが多いことから、本作品もその可能性は否定できない。また、本誌は長谷川町子や田河水泡のマンガが連載されていることも興味深い。





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» Tags:昭和24年, 実話小説, 雑誌, ロマンス社,

Trackback(0) Comments(0) by Yasumine|2008-12-19 16:04

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