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長篇小説「鹿鳴館時代」前編(小説)

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長篇小説「鹿鳴館時代」前編(小説)

寺島柾史 著
萬里閣書房 発行
昭和4年1月20日(1929)初版
昭和4年1月25日(1929)二版
昭和4年1月30日(1929)三版
昭和4年2月5日(1929)四版

※写真は昭和4年2月5日四版/¥2.00(定価)
●購入先/天牛堺書店(大阪市) 代金¥7,315(送料・税込)
●四六判・布クロス上製本(金字入)・本文501頁・函入だったと思われる。

所蔵確認/北海道立文学館/室蘭文学館/根室市歴史と自然の資料館/北海道立図書館/国立国会図書館/京都府立図書館/大阪府立中央図書館/県立長野図書館

記録によると本書は、昭和2年(1927)に「日本新聞」に連載されたものを、昭和4年1月20日(1929)に萬里閣書房から改めて単行本として発行されたらしい。本書は、第二次西洋心酔時代の欧化主義の象徴だった「鹿鳴館」を舞台に、外交政策の過剰な外国人接待と上流社会の人々を中心に、当時の世相を描いたものである。大正14年(1925)上京以来、國本社の仕事をこなしながら書き綴った長篇小説で、「日本新聞」発表当時はかなり物議を呼んだようだ。自分の作品について語る事のなかった柾史が、唯一長男の寺島順一郎氏に単行本になった経緯と小説の内容を語ったという柾史の愛着ある処女作である。確認されているだけで、四版の再版記録がある。また、表紙に長編小説「鹿鳴館時代」前編とあるが、後編の存在は定かではない。

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» Tags:鹿鳴館時代, 処女作, 萬里閣書房, 昭和4年, 小説,

Trackback(0) Comments(4) by Yasumine|2008-06-24 12:12

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