「ゆたり」ゆとりと情緒に満ちた暮らしのエスプリ

愁思

暑さ寒さも彼岸まで、
すっかり秋に変わっていました。

休みの日は家事が一段落した後の夕方
ベランダで本を読むのが最近のお楽しみ♪
風がひんやりしてきたので長居は出来ないけど
　　
　　
　　
　　
今日の空はとっても綺麗な空だった
クリアな水色の空に白い雲
夏の厚みのある雲とは違って
真綿をふわんと広げたような柔らかい雲
光を吸収して雲が光っているようにも見える。
　　
時折顔を上に向けると何か飛んでいた
良く目をこらすとおびただしい数の
トンボが飛んでいる
屋根よりも高い所にたくさん
ふわりふわりと風に乗り
漂うような逆らうような
いったい何処へ行くんだろう？
　　

　
夏の頃に鳴いていた野鳥はもう居ないけど
どこかで百舌鳥が鳴いている
隣の建物の屋根にセキレイが一羽
たくさんのトンボの群れを追っている

読んでいる小説の続きも気にしつつ
光る雲と青空とトンボの群れが
異世界のようでぼんやりと眺めては
しばし物思いにふける。
　　
『ねぇ空がキレイだよ』
　　
『たくさんトンボ飛んでるよ』

心の中で呟いてみたけど返事はない…

　　
そう言えば小学校の運動会の練習の時も
たくさんの赤とんぼが空いっぱいに飛んでいたっけ。
　　
　　

by すわち｜2015-09-30 21:09