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[丁寧なケ、素敵なハレ] 記事数:77

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MAGOKORO COFFEE

 茨城の最西の地、古河市。懐かしい風景が残り、茨城とも栃木とも違う独特の雰囲気のある町。そんな町の商店街の角に、溶け込むようにしてMAGOKORO COFFEEは佇んでいる。メインの通りから一本入った細い道に面しているから、車が気にならない。ガラスの窓から漏れてくる優しいランプのオレンジ色に誘われて、ゆっくりと扉を開いて中に入る。「どうぞお好きな席へ」と言われて店内の奥まで足を進める。


 壁の白と灯りの色が全体を「まろやか」という言葉がピッタリくるような空気にしている。奥行きのある店内には、懐かしさを感じるアンティーク家具が並べられている。ひとつひとつのテーブルが周りを気にしないように配置されていて、一人できても自分の時間・空間を楽しめる。テーブルごとに置かれたランプの灯りの届く範囲が、自分のテリトリーのような感覚になる。その範囲内で本を広げてもいいし、物を書く人やおしゃべりに花を咲かせる人もいる。金曜の夜だったせいもあって、入れ替わりお客さんがやっくる。いつの間にかお客さんは顔なじみでいっぱい。「ヒロミさん、ヒロミさん」とあちらこちらから親しく呼ばれ、忙しくも嬉しくオーナーが動く。コーナーに位置する席に座る。メニューは至ってシンプル。持ってきてくれた黒板に書かれたおすすめの中から、ラムクラシックを頼むことにした。週末の夜限定で南インドのベジタブル系カレーが用意されることもあるが、食事は基本的にやっていない。それはオーナーが“飲食店でないカフェ”を目指しているから。「世界には餓死してる人もいるのに、日本人は食べ過ぎだからね。もうあれが美味いとか、これが美味いとかって時代じゃない。何かした時に人の役にたつ、地に足のついたカフェにしたい。」そう、真剣な眼差しでオーナーの福地さんは話した。食べるためのカフェから遊ぶ・楽しくなるカフェへ。茨城の小さいカフェが、地球規模でベストを尽くす“戦うカフェ”になろうとしている。

*menu*
時のBLEND ¥450
フレンチロースト ¥450
ラムクラシック ¥600
カフェオレ ¥550
チーズケーキ ¥400
カボチャのプリン ¥450


MAGOKORO COFFEE(マゴコロコーヒー)
茨城県古河市本町2-6-11
0280-31-6178
営業時間 14:00-21:30
定休日 木曜日
客席数 20席
駐車場 2台
URL http://watei.or.tv/magokoro/



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Trackback(0) Comments(5) by 吉川永里子|2008-02-20 13:01

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