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ゆたりニュース

ゆたりでは茨城の農を応援していきます。
来春公開!『万農王国IBARAKI』


 日本の食糧自給率はかろうじて40%。しかしこれはカロリーベースの話で、穀物自給率にいたっては28%というのが現状です。このままいけば高齢者が多い就農人口はますます減少し、日本はほとんど農業のない国になってしまいます。昔から国家の基本は食糧を生産する豊かな大地であり、水に恵まれ良質の大地には人々が集まり生活が始まりました。世界の歴史を覗いてみても食糧をもとめた争いは少なくありません。
 景観10年、風景100年、風土1000年と言います。
 日本人が自然の景観として親しんできた懐かしい風景は、生まれたままの自然の姿ではなく、その地で生きてきた人々が暮らすため、食べるために手を加え守ってきた風土のカタチです。2000年の歴史を持つ日本の稲作は先祖代々受けつがえれ、田を耕し、あぜ道を作り、水路を設け、自分たちの食を守ってきました。四季折々の美しい風景も、祈りや祭りなどの文化的風習も、かけがえのない生き物たちも、人々の命の営みとともに育まれた日本固有の文化財とも言えます。
 しかし、現在では棚田にはセイタカワダチソウが生い茂り、耕作放棄地となった荒れた大地が全国に増えています。近い将来、日本の美しい田園風景はいよいよ荒れ果て、生き物たちは住処をなくし、私たちは大きな代償を払い大切な命の糧を他の国々から輸入しなければなりません。
 幸い「ゆたり」の発信地・茨城県は、関東平野の広がる平坦な土地と穏やかな気候によって多種多様の作物を育てるのに適した環境にあります。農産物の生産額は全国で4番目、農家数では全国第2位と、数字からも農業のさかんなことがわかります。茨城県に限らず、地方には豊かな土壌と四季に彩られた自然が多く、食と風土に培われた日本の暮らしの原風景がたくさん残っています。逆に言えば、冷え込んだ地方の暮らしを元気にするには、「農」を抜きしては語れないのではないでしょうか。地方の農業が活性化し、国が食糧を各国に依存することを控え自立することは、地方の暮らしが豊かになることにもつながると思うのです。このような恵まれた地域に住んでいるからこそ、私たちは「農」の大切さを広め伝えていかなければいけないのだと感じています。
 私たちは、今こそ自分たちの意思で日本の食文化を守っていかなければなりません。専業でも兼業でも半農半Xでも家庭菜園でも、カタチは様々ですがどれも自立した「食」と日本の風土を受け継ぐための関わり方です。「農」に関わるさまざまな人々を通して、日本の食を守り、地方を守る。そんな未来へのベクトルとなることを祈り「万農王国」はスタートしました。今後「万農王国」では「食」と「農」についての多様なコンテンツを用意し提案していきます。日本の食文化や自然としっかりと向き合って、日本の未来について皆さんと一緒に考えていきたいと思います。これからも応援よろしくお願い致します。

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