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[木を植える音楽] 記事数:12

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第7話 「夜想」安生正人さん

 窓から差し込むやわらかな月明かりの下で、人は何を想うのでしょうか。
まだ見たことのない素晴らしき世界への憧れ、誰にも伝えることができない自分だけの秘め事。それとも二度と戻らないあの日々、あの愛おしい人々…。
 蒼い闇に溶け込みながら繰り返される「夜想」。これからも私たちは毎夜、こうして想い続けていくことでしょう。私たちが生きている限り、生かされている限り、この先もきっと。

第6話 「天秤」タエナルさん

 その地にとどまるか、それとも旅立つか―。
自分たちが歩むべき道を選択しなければならない戸惑いや葛藤。そんな被災地で暮らす人々の揺れる心を表現した「天秤」は、タエナルさん自身が実際に被災地を訪れたことがきっかけとなり生まれました。
 目の前にあること、そしてこの先の暮らし全てを、自ら選んでいかなければならない混乱のなか、どの道を選んでも深く刻まれてしまう心の痛み。それは、そこで生きてきた人にしか分かりえないこと…と、やり切れない想いに胸が押しつぶされそうになったというタエナルさん。それでも失ってしまったあの風景を取り戻すために、私ができることは、被災した人々のこれからに想いを寄せること。タエナルさんはそう信じ、優しく清らかなその声で、静かに祈るようにこの歌を歌い続けています。

第5話 「つむぎ」マンマリカさん


 彼らの心の奥底にある、その揺るぎない「覚悟」は、一体どこからやってくるのだろう。
 聴けば聴くほどに、ノスタルジックな世界に迷い込んでしまう「つむぎ」。それは、何かを懐かしむというより、これからの私たちの行く末をすでに諭し、潔い心で見据えているようにも感じられる不思議な1曲。
 3人の導かれし者たち「マンマリカ」が奏でる、私たちの未来を紡ぐ音楽となりました。

第4話 「Humming trees」イワサキ カズヒロさん

 「ちょっと、恥ずかしいんですけど…」
 インタビューの最中、何度もこの言葉を口にしたアコースティックギタリスト・イワサキカズヒロさん。その場にいる人を楽しませようと、気のきいたユーモアと軽快なトークで、どんな場面でも和やかな雰囲気にしてくれる彼は「木を植える音楽プロジェクト」のメンバー内でも、ムードメーカ的存在です。しかし、音楽に対する想いはとても真正直で、純粋。自身のことを話す時、声のトーンが下がり伏せ目がちになるのは、素の自分を見せるのに少々の照れがあるからと思わずにはいられません。だから、彼はギターを手にするのでしょう。言葉にできないありのままの自分の想いを、6つの弦から生まれる深い響きにかえ、たくさんの人と未来に伝えるために。

第3話 「君はみてる」ミナクマリさん

 宙(そら)を舞う幻想的なシタールの音色、言霊となり胸に響き渡る甘く儚い歌声。目を閉じて、流れゆく音楽に身を委ねてみると、ミナクマリさんの世界にゆっくりと心が溶け込んでいくのを感じます。夢と現実の狭間でゆらゆらと漂う歌、ミナクマリさんの「君はみてる」。
 あの時の正直な思いを嘘偽りなく、そのまま歌にしたからこそ、リスナーに痛いほど伝わるこの1曲に「結論」はありません。そこに存在するのは、ミナクマリさん自身が漠然とした戸惑いを抱えた「もう一人の自分」でした。

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