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第一話〜第十九話はゆたり出版の「かさまのうつわ」に再編集し収録されています。「かさまのうつわ」はネット通販、書店、販売協力店でお買い求めできます。詳しくは本とゆたりをご覧ください。


[かさまのうつわ] 記事数:19

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第八回 シモヤユミコさん



 シモヤさんの工房に初めて伺ったのは、翌日から東京で始まる個展を前にその準備に大忙しのとき。次におじゃましたのは、徹夜の作業の後でした。
 「独立したてのときは陶芸のほかにアルバイトもしなければ生活していけなかったけれど、今は陶芸だけでやっていけるようになってきて。おかげさまでとても忙しい毎日です」。個展、ギャラリーへの納品、個人のお客様からの注文に応えるため、フル回転しているシモヤさんですが、陶芸家としてのスタートは決して早くはありませんでした。

第七回 會澤さとみさん



 笠間を中心に静かな人気を集めている「きのみの」。これは、陶芸家の會澤さとみさんが製造から販売までをすべて一人で手がける陶器とお菓子を供するアトリエの屋号です。器を作りつつ、お菓子も作る會澤さんは「食べる焼き物と食べられない焼き物を作っているんです」と笑顔でおっしゃいます。

第六回 佐藤りぢゅうさん



 今回のかさまのうつわは、器の作者探しから始まりました。
水戸市常磐町にあるRavi provencauは、富田尚孝さん・千夏さんご夫妻がオーナーシェフの南仏家庭料理のレストラン。奥様の千夏さんに笠間焼のお気に入りの器について伺ったところ、大きな花が描かれた緑色のカップを見せてくださいました。

第五回 稲吉善光さん



 はじめにその渋い名前と作品だけを目にした人は、稲吉善光さんがこんなに若くて軽快な風貌の人だとは思わないかもしれない。それが、稲吉さんにお会いした最初の印象でした。
 稲吉さんの作る器は、森を散歩している足もとに見え隠れするような深い土色の黒釉のもの、青みがかった透明釉の中で溶けて流れ落ちかける斑が美しい灰釉のものなどがあり、「土もの」という言葉がしっくりくる力強さ、パッと人目を引くというよりは、見れば見るほど吸い込まれていくような静かな引力があります。

第四回 小島佳代さん



 春の笠間の陶器市 陶炎祭(ひまつり)の200を超える出店の中で、お客さんの「かわいい!」の声がひときわ高く湧き起こるのが小島佳代さんのブースです。
 賞賛の声を一身に浴びているのはそれぞれ違った植物を頭から生やし、愛らしい表情で見る人を眺める「こじこじ」。植木鉢、と言ってしまうことのできない、もっともっと生き物に近い印象を与える植物のうつわなのです。

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